大相撲卒業生が熱波師として新たな挑戦
埼玉県川越市に位置する『サウナ横綱』。昨年11月にグランドオープンを果たしたこの施設は、元大相撲力士が経営しており、サウナを相撲全体にフィーチャーした新しいコンセプトのスペースです。運営を手がける株式会社Sauna綱の代表である竹内太一氏は、引退後の新たな挑戦としてサウナ事業に取り組んでおり、相撲をテーマにした飲食店併設のサウナ施設を展開しています。
オーナーのこだわり
オーナーの竹内氏は、2021年の大相撲5月場所で現役を引退した力士で、当時最高位の幕下9枚目に位置していました。彼がビジョンを描いたのは、相撲に関わる元力士たちがセカンドキャリアを大切にできる場所を作ることでした。これを実現するために、元力士の熱波師がサウナにおける新しい風を吹かせています。
竹内氏は、クラウドファンディングを通じて約600名のサポーターから支援を受け、その名前を記した番付を飾って運営をスタートしました。サウナ横綱では元力士が熱波師としてサウナ室を盛り上げており、相撲を意識したユニークなイベントが開催されています。
熱波師としての挑戦
『サウナ横綱』の熱波師を務めるのは、竹内氏と同じ追手風部屋で苦楽を共にした大翔前(大前)です。もともと温浴施設で経験を積んでいた大前は、オーナーからの誘いを受け、日々営業の傍らで熱波師としての技術を磨いています。「まだ序ノ口ですが、相撲の雰囲気をサウナで感じて楽しんでいただけるよう、頑張っています」と大前は語ります。
相撲イベントの実施
4月には、元力士による「横綱熱波」や「どすこいロウリュ」など、相撲の所作を交えた特別なロウリュイベントがサウナで楽しめます。特に「横綱熱波」では、元力士2名が取組を披露しながら入浴者に熱波を送ります。また、「どすこいロウリュ」では、相撲部屋ならではの雰囲気を感じつつ、オリジナルのアロマオイル「びんづけアロマ」を使ったロウリュが行われます。
くつろぎ空間
施設内には、相撲をテーマにした装飾が施されています。番付の木札や、サウナ室の看板などが設置されており、訪れる人々はまるで相撲部屋にいるかのような気分に浸ることができます。また、休憩スペースでは相撲部屋直伝のちゃんこ鍋も味わうことができ、食事を楽しんだ後にサウナでリラックスすることができます。これにより、サウナ横綱の訪問者は、相撲の文化に浸りながら心身ともにリフレッシュできるのです。
地域貢献とさらなる発展
新生活の疲れを癒やすために、昔ながらのアットホームな雰囲気のサウナ横綱が多くの人々に受け入れられています。また、Googleマップでの評価は約400件の口コミが寄せられ、平均4.7と非常に高評価。これは、利用者の皆さんがこのユニークな体験を楽しんでいる証しと言えます。
さらに、株式会社Sauna綱はテレビや雑誌などのメディア関係者向けに取材や見学を随時受け付けており、各所で注目されています。今後も相撲文化を活かし、地域の活性化に貢献していく姿勢を明確に示しているのです。
施設情報
『サウナ横綱』の詳細情報は、以下の通りです。
- - 店名: サウナ横綱
- - 住所: 埼玉県川越市中原町1-2-6 カシーラ彩食館1階
- - アクセス: 西武新宿線 本川越駅より徒歩1分
- - 営業時間: 10:00~24:00(変動あり)
- - 定休日: 無し
- - URL: サウナ横綱公式サイト
相撲とサウナの融合に新しい風を吹き込む『サウナ横綱』。相撲ファンはもちろん、サウナの魅力を再発見したい方におすすめの場所です。