各務原市に新たな交流の場が誕生
岐阜県各務原市に位置する瑞巌寺で、毎月定期的に開催されている「愛の家子ども食堂in瑞巌寺」が注目を集めています。この取り組みは、株式会社学研ホールディングスのグループ会社であるメディカル・ケア・サービス東海が運営し、子どもたちや地域住民が集う新たな交流の拠点を目指しています。
愛の家子ども食堂の開催背景
このプログラムは、コロナの影響で地域のつながりが薄れてしまった中、再び人々が集い、コミュニティを活性化するために始まりました。瑞巌寺がこの活動に賛同し、地域のニーズを反映させながら、子どもたちと認知症を抱える高齢者が交流できる場を提供しています。このように、世代を超えたつながりを構築することを目指しているのです。
参加者の声を大切にした運営
「愛の家子ども食堂」の最大の特徴は、認知症のある方々がスタッフと共に直接運営にかかわっている点です。参加者からの温かい「ありがとう」の声が、彼らの自己肯定感を高め、活き活きとした表情を見せるきっかけとなっています。これにより、認知症の方も社会の一員として活躍し、地域共生社会の実現に貢献しています。
また、イベントごとに参加者のフィードバックを積極的に取り入れ、遊びの道具や季節の行事を企画するなど、地域の子どもたちにとって楽しい場裁きが行われています。初回の開催時には子どもたちの体を使った遊びに対する要望があり、実際に昔の遊び道具を取り入れることで交流が一層深まっています。
今後の予定と地域への影響
「愛の家子ども食堂in瑞巌寺」は、今後も原則毎月第2金曜日に開催される予定で、次回は2025年7月11日(金)に実施されます。子どもだけでなく保護者や地域住民が対象であり、子どもの成長を見守りながら、地域全体で支え合う温かいコミュニティの形成を目指しています。
このプログラムがもたらす影響は大きく、地域の人々が集まり交流することで生まれる絆は、長期的なコミュニティの発展に寄与することでしょう。全ての世代が参加できるこのイベントは、ただの食堂以上の意味を持っており、地域の「家」として機能していくことが期待されています。
開催概要
- - 名称: 愛の家子ども食堂in瑞巌寺
- - 次回開催日時: 2025年7月11日(金) 16:30~19:00
- - 場所: 瑞巌寺(岐阜県各務原市那加北洞町1-325)
- - 対象: 子ども(高校生まで)、保護者、地域住民
- - 参加費: 子ども無料、大人500円
- - 定員: 約40名
申込は専用フォームから可能で、定員を超えた場合にはお断りされることがありますので、早めの申し込みをお勧めします。この食堂の活動を通じて、地域の様々な人々が集い、新たなつながりを生み出していくことが期待されています。