LayerXとJCBが業務提携
株式会社LayerXと株式会社JCBが、経費精算システムの効率化を目的とした業務提携を発表しました。この提携により、JCBが提供する法人カードの明細データがLayerXの経費精算システム「バクラク経費精算」に自動で取り込まれることになります。これにより、経理担当者や従業員の業務負担が大きく軽減されることが期待されます。
業務提携の背景
経費精算において多くの企業が抱える課題の一つは、手作業による入力や目視確認が必要なため、業務負担が大きいという点です。従業員や経理担当者は、レシートや領収書の処理、明細の確認など、非常に多くの手間がかかる作業に時間を取られていました。これにより、全社での経費精算システムの導入・活用が進まないという現状があります。
この業務提携は、これらの課題を解決するために行われました。
経費精算の効率化を実現する新しいサービス
「JCB法人カード利用明細データ連携サービス」により、従業員がJCB法人カードで行った取引の明細が、最短翌日には「バクラク経費精算」に自動で取り込まれます。具体的には、利用日、金額、加盟店名などの情報がシステム上で自動的に表示され、経理担当者はこの情報を基に証憑や事前稟議との紐付け、仕訳作成を行うことが可能です。
このシステムにより、ペーパーレス化が進むだけでなく、不正なカード利用の防止にもつながります。更に、取り込まれたデータは改変できないため、独自の安全機能も提供され、経費処理のガバナンスが強化されます。
利便性を追求したバクラク経費精算
「バクラク経費精算」は、手入力不要の次世代経費精算システムです。レシートや領収書を一括でアップロードする機能を持つAI-OCRや、様々な稟議との紐付けが行える汎用ワークフロー機能が搭載されており、これまでの経費精算業務を大幅に効率化します。また、電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応しており、法的要件を満たしながら業務のスムーズさも追求しています。
JCB法人カードの利用メリット
JCB法人カードは、ビジネスにおける経費削減と業務効率化を実現するために1961年に誕生しました。中小企業や個人事業主のビジネスパートナーとして多くの支持を得ており、カード利用者にはさまざまな便利な付帯サービスが提供されています。
特に大規模企業向けのソリューションにも対応しており、経費管理に関するニーズに柔軟に応えられる体制が整っています。
おわりに
LayerXとJCBの業務提携は、経理業務の負担を軽減し、経費精算をシンプルかつ安全に行うための大きな一歩です。今後、このサービスがどのように広まっていくのか、多くの企業から期待が寄せられています。経費精算の効率化は、ただ単に業務を楽にするだけでなく、企業全体の生産性向上にも寄与することでしょう。
今後の展開に目が離せません。