心理的安全性の実践
2025-01-15 11:55:51

小学校教員必見!心理的安全性を高める実践的手法を紹介した新刊登場

小学校教員必見!心理的安全性を高める実践的手法を紹介した新刊登場



学事出版が新たに刊行した『よくわかる!すぐ始められる!学級経営をガラリと変える 「超実践的」心理的安全性アプローチ』は、教室における心理的安全性の重要性と、その実践方法を具体的に示す一冊です。著者の田中翔一郎氏は、現役の小学校教員として、自身の経験をもとに多くの試行錯誤を重ね、効果的なアプローチをまとめました。

教室で求められる心理的安全性



「心理的安全性」という概念は、ハーバード・ビジネス・スクールのエイミー・C・エドモンドソン教授が提唱したものです。この理念は、誰もが自由に意見や感情を表現でき、自分らしくいられる文化を示しています。特に、近年では学校における児童の不登校が深刻な問題となり、文部科学省もその数字を公表しました。2024年10月の調査では、小・中学校の不登校児童生徒が約34万人に達しました。このような背景から、学校現場における心理的安全性の向上が求められています。

なぜ心理的安全性が高まらないのか



本書では、なぜ教室の心理的安全性が高まらないのか、その理由を解明したうえで、教員が実践に挫折する要因も考察しています。「帰りの会での子ども同士のいいところを見つける活動」や「学級目標を年度始めに立てる」等、一見良好な効果を生むと思われる取り組みも、時にはその意図通りにいかないこともあります。著者は実際の経験から、その原因を深く掘り下げています。

実践的なケーススタディ



本書では具体的な実践事例が多く紹介されています。黒板や思考ツールを活用し、子どもたちが発言しやすい環境を構築する方法、例えば、意見を出し合うことでどんな意見でも歓迎される場を整える方法や、批判的な意見を受け入れるための図を活用する手法などが挙げられています。さらに黒板を開放し、学習者主体の授業を実現する方法も解説されています。

また、子どもたちが自己開示しやすくなるための「きっかけ」をどう提供するかという点についても触れています。
ポジティブな側面だけでなく、苦手なことを発信する場を設けることで、クラス内の「助け合い」の文化を育むことが可能となります。

著者からのメッセージ



著者は、「心理的安全性が高い学級」という理想にたどりつき、それを実現するための経験や知識を本書に凝縮しました。田中氏は、読者が自身のクラスの特色を理解し、どのように心理的安全性を向上させていけるのかを考えるための手助けをすることを願っています。

実践を通じた成長



本書はただの理論書ではなく、実際の教員が試行錯誤を重ねて得た成果を基に構成されているため、教員にとって非常に実用的です。日々の業務にどのように取り入れられるかを具体的に示し、教室や学級経営を根本から変える可能性を秘めています。

この新刊は、教育現場での理想の学びの場を創造するための強力なツールとなることでしょう。

書誌情報



著書名:『よくわかる!すぐ始められる!学級経営をガラリと変える 「超実践的」心理的安全性アプローチ』
著者:田中翔一郎
ISBN:978-4-7619-3044-8
書籍仕様:四六判・224ページ
定価:2,420円(税込)
購入リンク: 学事出版オンラインストア | Amazon

最後に



田中翔一郎氏の著作は、教育における心理的安全性の重要性を訴えかけると同時に、教員仲間との交流を通じて、新たなコミュニケーションを生み出す助けとなるでしょう。是非、多くの教員の皆さまに読んでいただきたい一冊です。


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会社情報

会社名
学事出版株式会社
住所
東京都千代田区神田神保町1-2-5和栗ハトヤビル3F
電話番号
03-3518-9067

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