特別展「紀州の美を統べし殿様 徳川治宝」が和歌山市で開催

特別展「紀州の美を統べし殿様 徳川治宝」



和歌山市にある市立博物館で、特別展「紀州の美を統べし殿様 徳川治宝」が開催されることが決定しました。展覧会は2024年10月25日から12月7日までの間、博物館の2階特別展示室にて行われ、午前9時から午後5時までの開館時間が設けられています。

展覧会の詳細



この特別展は、紀州藩十代藩主である徳川治宝をテーマに据え、彼が深い関心を寄せた学問や芸術に関連する資料が紹介されます。展示品には、治宝の周辺で制作された書画や工芸品、宗教施設へ寄付された品々が含まれており、18世紀末から19世紀前半にかけての紀州の豊かな文化が堪能できます。

入館料は一般および大学生が500円で、高校生以下は無料です。団体の場合には20名以上で400円となります。また、和歌山市発行の老人優待利用券を持参している方は無料で入館できるほか、障害者手帳を持っている方も同様に無料です。特別に11月15日(土)、16日(日)および11月22日(土)には入館が無料となる日も設けられています。

解説や講座も充実



展示会では、特別講座や解説イベントも行われる予定です。具体的には、11月3日と23日は展示解説が午後2時から午後3時まで開催され、講師による詳しい説明が行われます。さらに、10月25日には「住吉派の絵画学習」と題した講座が和泉市の学芸員を招いて行われ、その後の11月29日には『徳川治宝による下賜と社寺への寄進』についての講座も予定されています。

講演会や関連イベント



特別展に併せて、和歌山地方史研究会との共催による講演会も開かれます。11月8日には、『徳川治宝をめぐる教養と紀州の文化』をテーマにした研究報告が行われ、歴史研究者が深い知識を示す貴重な機会となるでしょう。報告内容は、治宝が登用した画家たち、紀州藩内外に残る治宝の扁額についてなど、多岐にわたります。

未来を感じさせる内容



この特別展を通じて、参加者は治宝の教養や紀州の文化に触れ、歴史を身近に感じることができることでしょう。展示物や講座の観覧を通じて、訪れる人々は日本の伝統文化や歴史の貴重な一端を理解し、感受性を豊かにすることが期待されます。

和歌山市の市立博物館での特別展「紀州の美を統べし殿様 徳川治宝」は、歴史を愛する人々や文化に興味のある方々にとって見逃せないイベントです。ぜひご家族や友人と一緒に訪れて、この貴重な文化体験を楽しんでください。

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