前田工繊株式会社、自己株式取得に関する決議を発表
土木・建築資材及び不織布の製造・販売を手掛ける前田工繊株式会社は、2025年2月14日に開催される取締役会において、自己株式取得に関する重要な決定を行った事を発表しました。この重要な決議は、資本効率の向上及び株主還元の充実を図るための施策として位置づけられています。
自己株式取得の詳細
取得の内容については以下の通りです。
- - 取得対象株式: 当社の普通株式
- - 取得可能株式の総数: 最大100万株(発行済株式総数に対する割合は約1.47%)
- - 株式の取得価額の総額: 最大20億円
- - 取得期間: 2025年2月17日から2025年6月30日まで
- - 取得の方法: 東京証券取引所での市場買付け
この取得により、前田工繊株式会社は株主に対する利益還元を強化しつつ、資本の有効活用を促進する計画です。なお、株式の取得は市場動向等により、一部または全部が行われない可能性があることも併せて通知されています。
自己株式の保有状況
2024年12月31日時点の自己株式の保有状況を確認すると、発行済株式総数が68,064,880株のうち、自己株式は15,732株と、非常に少数に留まっています。この状況を踏まえ、今後の取得方針がどう進展するかが注目されます。
前田工繊株式会社の企業理念
前田工繊株式会社は1972年に設立され、以来インフラ(社会資本)の整備と維持を担ってきました。特に、土木資材の製造・販売および、各種繊維を原料とした産業資材や不織布の製造・加工・販売を中心に業務を展開し、地域社会の発展に寄与してきた実績があります。「ジオシンセティックス」の総合企業として、地域の皆様の安心・安全な生活を支えるとともに、災害に強い国土づくりに貢献していることが、社の成長を支えています。
整備・販売を通じて築いてきた信頼を基に、今後も企業としての責任を果たし続けることが期待されます。株主に対する還元策の一環としての自己株式取得が、どのように今後の経営や地域貢献に繋がるのか、目が離せません。