佐賀県在住のランナー、デレセ・ワークナーさん。箱根駅伝で活躍した彼の熱い想いは、故郷エチオピアへと繋がっている。昨年、エチオピアに学校を設立したデレセさんは、更なる教育環境の充実を目指し、学校の増築に挑戦する。
デレセさんが設立した学校は、教育が未来を拓くという強い信念から生まれた。しかし、エチオピアの急激な経済発展に伴い物価が上昇。大会の賞金だけでは、学校運営に必要な資金を賄うのが難しくなっていた。
そこで、デレセさんは、所属する医療法人ひらまつ病院陸上部や拓殖大学時代の監督、そして特定非営利活動法人地球市民の会のサポートを得て、クラウドファンディングに挑戦することを決めた。目標金額は300万円。この資金は、学校の増築費用に充てられる。
クラウドファンディングのリターンには、デレセさんと一緒に走ったり、アドバイスをもらえる特典も用意されている。日本の大学で学び、教育の大切さを肌で感じてきたデレセさんの熱い想いに共感し、プロジェクトを支援する人が続出している。
デレセさんは、「教育は全ての人にとって基本であり、子どもたちの成長だけでなく、国の発展にも欠かせない」と語る。彼の挑戦は、エチオピアの子どもたちの未来を明るく照らす光となるだろう。