インテグループが支援する食材配達企業の譲渡
インテグループ株式会社は、静岡県にある合同会社ライフタイム・バリューが自身の事業を譲渡するプロセスを支援しました。ライフタイム・バリューは、お弁当や食材の配達を行っている企業で、静岡市に本社を置いています。設立は2015年4月という比較的新しい企業ですが、コロナ禍の影響を受け、経営状況が厳しい中での決断でした。
譲渡決断の背景
ライフタイム・バリューの代表取締役、青木審司氏は、コロナの影響によって企業の事業運営が一層困難になったと述べています。経済的な不安定さとともに、競争が激化する市場状況の中で、事業発展のためには新しい方向性を模索する必要があったとのことです。
そこで青木社長は、譲渡という形で新しい経営資源を持つ企業に事業を委ね、柔軟な運営ができるようにすることを決断。譲渡先は多様な事業を展開する株式会社テイクオーバーであり、ペット事業や飲食業など、幅広い分野に取り組んでいます。このような企業に譲渡することで、ライフタイム・バリューの事業がさらに成長できると考えました。
譲渡後の現在
譲渡から1年、ライフタイム・バリューはどのように変化したのでしょうか。青木社長は「譲渡によって経営基盤が安定し、運営の自由度が増した」と語っています。これにより、社員たちも安心して働くことができ、新たなビジネスチャンスを追求する姿勢が生まれています。事業の運営についての情報や具体的な数値は、譲渡先でのプランによって変化しているとのことですが、全体的に前向きな変化が起きているそうです。
周囲の反響と今後の展望
譲渡に関する決断は、業界内でも注目を集めました。M&A仲介業者としてのインテグループの役割が評価され、多くの事業者が新たな選択肢としてM&Aを考えるきっかけとなったとコメントされています。
青木社長は「今後もライフタイム・バリューのブランドを発展させ、地域に貢献できる事業を築いていく」と語り、新しい体制での運営に意欲を示しています。
インテグループの役割
インテグループ株式会社は2007年の設立以来、数多くのM&Aの仲介を行ってきました。完全成功報酬制を採用し、クライアントのニーズに応じた最適なサポートを提供しています。2024年には東京証券取引所グロース市場に上場予定で、さらなる成長が期待されます。
このように、インテグループの支援を受けたライフタイム・バリューの譲渡は、地域経済においても非常に意義深いものであり、今後の展開に大きな期待が寄せられています。