古野電気新製品発表 - 高性能魚探「FCV-2100-MARK-2」
古野電気株式会社は、漁業業界を対象に最新の高性能グラフ魚探「型式:FCV-2100-MARK-2」を発売しました。この新製品は、国内外の漁船を対象にしたもので、漁業資源の把握や操業効率の向上に寄与することを目指しています。
魚探に革命をもたらす技術
新型の「FCV-2100-MARK-2」は、中周波スプリットビームと古野電気の独自技術「TruEcho CHIRP™」を組み合わせており、これにより鮮明かつ高精度な魚群探知が可能となっています。この技術は、特に表層付近の魚体長を正確に把握するのに非常に効果的です。
漁船がサバやイワシ、アジなどの重要な漁業資源を効率的に追跡できるようになり、漁業者はこれまで以上に効果的に漁を行うことができます。具体的には、魚群の大きさや密度をリアルタイムで把握できるため、漁業戦略の立案にも大いに役立つでしょう。
改善された計測精度と表示機能
「FCV-2100-MARK-2」では、信頼性に富んだ魚体長の計測が可能で、画面上で同時に最大3ヶ所のデータを表示できます。これにより、漁師たちは特定の領域内で魚種ごとの長さの比較や分析ができるため、より的確な計画を立てることができます。これまでの機種に比べて、計測精度や表示の安定性は格段に向上しています。
この機能は特に大量の魚を扱うまき網漁船にとって、大きな利点となるでしょう。
直感的なインターフェース
操作の簡易さも大きな特徴です。トラックボールとインスタントアクセスバー™を使って、設定や操作を直感的に行うことができます。以前の魚探装置では複雑な操作が必要でしたが、新製品では操作が簡素化され、テクノロジーに不慣れな漁師でも容易に扱えます。
静止画を保存したり、過去のエコーデータを確認したりする機能も搭載されており、操業中の情報確認もスムーズです。これにより、漁師は貴重な時間を節約し、漁業活動により集中することができます。
外部機器接続による機能拡張
さらに、「FCV-2100-MARK-2」は外部機器との接続も可能です。ネットワーク魚探「型式:DFF3-UHD」と連携することで最大3周波の同時表示ができ、サテライトコンパス™を接続すれば、波による船体の動きを補正する機能も活用できます。これによって、漁業作業はさらに効率化されます。
古野電気の背景
古野電気は1948年に世界初の魚群探知機を実用化し、以来、舶用電子機器の分野で革新を続けています。現在、90カ国以上で展開し、業界内では確固たる地位を確立しています。新型の「FCV-2100-MARK-2」は、彼らの豊富な経験と技術革新の集大成であり、これからの漁業を支える強力なツールとなるでしょう。
この最新の魚探は、漁業の未来を切り開く一歩となることが期待されています。詳しくは
こちらからご確認いただけます。