Caccoの不正検知サービスに新機能
オンライン取引の安全性がますます重視される中、かっこ株式会社(Cacco)が新たに不正ログイン検知サービス「O-MOTION」に新機能を追加しました。これにより、スマホアプリにおける不正ログインの審査が可能となります。この機能はモバイルSDKを通じて実装され、アプリケーションの配布を行う「App Store」や「Google Playストア」上の利用者にも拡大しています。コストを抑えつつ、セキュリティを強化するこの新しい技術には、多くの期待が寄せられています。
スマホアプリでの不正ログイン審査
「O-MOTION」は、従来Web経由でのログインや会員登録の審査を行っていましたが、ユーザーからの要望に応え、スマホアプリにおける包括的な審査を実現しました。これにより、第三者によるなりすましログインや、同一人物の複数アカウント作成といった不正行為をリアルタイムで検知できることが可能になります。なお、このモバイルSDKの利用には契約が必要です。
不正決済ネガティブIPアドレスの検知機能
加えて、Caccoは「O-PLUX Payment Protection」サービスにおいて、不正決済にかかわるIPアドレスをネガティブリスト化する機能をリリースしました。この機能では、これまでに120,000以上のECサイトで実施した不正注文のうち、不正決済が行われたIPアドレスを抽出しており、不正決済で使用されたIPアドレスからのログインを検知します。これにより、より一層広範囲な審査が可能となり、事業者にとって信頼性の高い取引環境を提供します。
O-PLUX Account Protectionにも応用
これらの新機能は、「O-PLUX Account Protection」という不正ログイン検知サービスにも適用されます。これにより、クレジットカードセキュリティガイドラインが求める決済前の対策を強化することができ、アカウント作成やログイン時における安全性を高めることが期待されています。Caccoは継続的に「O-MOTION」の技術を進化させ、不正検知の精度を向上させることに力を入れています。
Caccoの経営ビジョンと将来性
Caccoは、「未来のゲームチェンジャーの『まずやってみよう』をカタチに」というビジョンを掲げ、セキュリティ分野に特化したサービスを提供しています。各種オンライン取引における不正検知サービスを中心に、安心・安全な取引環境の構築を目指しています。今後もデータサイエンス技術を応用し、さらなるサービスの向上に努めることで、業界の発展に寄与する姿勢を貫くでしょう。
まとめ
Caccoの取り組みは、オンライン取引におけるセキュリティの信頼性を飛躍的に向上させるものです。今回の新機能とその適用により、さまざまな分野での導入が加速することが期待されています。業界の要請に応え続けるCaccoに、今後も注目が集まることでしょう。