KOSMOS Series登場
2022-05-18 14:20:20
次世代型超音波診断装置「KOSMOS Series」が日本市場に登場
次世代型超音波診断装置「KOSMOS Series」が日本市場に登場
米国の超音波機器メーカー、エコノス社が新たに開発した「KOSMOS Series」が日本市場に登場しました。この製品は、AI技術を活用し、CW・PWドプラ機能を搭載した次世代型タブレット超音波画像診断装置です。2022年5月20日から名古屋国際会場で開催される日本超音波医学会第95回学術集会で初めて展示される予定です。
エコノス社は、超音波機器の大手企業の元CEOであるKevin Goodwinが設立した会社で、世界最大手の投資ファンドKKRの支援を受けています。彼らは、急速に進化する高性能超音波の小型化技術とAI技術を組み合わせることで、様々な医療現場での超音波検査の効率を向上させることを目指しています。すでに北米、欧州、アジアといった地域で販売されています。
特徴と機能
「KOSMOS Series」では、最大128チャネルの超音波イメージング回路を小型化し、わずか225gのプローブに詰め込んでいます。また、CWドプラ機能を内蔵し、カラードプラモードやPWドプラモード、Mモードなどの多彩な機能を提供しています。動画や静止画の保存、USB出力、DICOM出力、PACS連携機能も含まれており、これにより、医療従事者は簡単かつ効果的に患者ケアが可能です。
このタブレット超音波診断装置は、特に循環器領域において非常に有用です。大動脈弁狭窄症の定量的評価から心不全まで、あらゆる循環器疾患に対応できる性能を持っています。救急、集中治療、麻酔科、在宅医療、訪問診療、クリニックなど、多様な診療科においても利用できます。
さらに、「KOSMOS Series」にはAI技術を活用したTRIO機能が搭載されており、解剖構造の自動表示、最適断面の表示、ガイダンス機能などがサポートされています。これにより、心拍出量や心拍数などのパラメータを迅速に測定することが可能です。
操作性と耐久性
操作性も優れており、タブレットモニタは8インチで、両手で簡単に操作できます。特に、表示モニタの背面にはハンドコントローラーが付き、片手でも操作できる設計になっています。また、1メートルの高さからの落下試験にも耐えられる耐久性を実現。電源オフからの起動時間は約15秒、待機モードは約1秒、バッテリーも約2時間の使用に耐えられます。また、すべての部分がアルコール消毒できるため、院内感染予防にも対応しています。
従来、タブレット型の超音波機器はデータの保存やエクスポートが難しいという課題を抱えていましたが、KOSMOS Seriesはその全てを解決し、使いやすさを実現しています。当機器の販売名は超音波画像診断装置KOSMOS Seriesで、JMDN範囲は407610000に該当します。
エコノス社は、今後もポイント・オブ・ケア超音波診断の進展に向け、さらなる革新的な技術と製品を開発していく意向です。日本国内でも、医療従事者にはこの革新的な超音波診断装置の導入が期待されます。興味がある方はぜひ、学会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
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エコノス・ジャパン合同会社
- 住所
- 東京都調布市柴崎1-11-43
- 電話番号
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