ネクイノ、市民公開講座「女性医療を学ぶ会@鹿児島」に出展
株式会社ネクイノが、2025年6月21日(土)に開催された「女性医療を学ぶ会@鹿児島」に運営協力およびブース出展を行いました。この講座は、一般社団法人メディカル・フェムテック・コンソーシアムが主催し、鹿児島市内外から約150名の参加者が集まりました。
イベントの主な目的は、女性の健康や体について深く理解することでした。医学の専門家による講演やパネルディスカッションが行われることで、参加者たちは多様な視点から情報を得ることができました。
イベントの内容
講座は、鹿児島大学医学部産科婦人科学教室の教授、小林裕明先生の開会あいさつでスタートしました。その後、フェムテックの最新トレンドとそれがもたらす未来についての特別公演が行われました。fermata株式会社の杉本亜美奈氏が行ったこのプレゼンテーションでは、テクノロジーが女性の健康に与える影響について具体的な事例が紹介されました。
また、政治的な視点からフェムテックを巡る動向についての講演もなされ、一般社団法人メディカル・フェムテック・コンソーシアムの常務理事、青木勇気氏が知見を共有しました。
基調講演では、婦人科へのアクセスの重要性について、丸の内の森レディースクリニックの理事長、宋美玄先生が話をしたほか、参加者が自らの体について何を知っておくべきかを考えるためのパネルディスカッションも行われました。
このディスカッションでは、衆議院議員の宮路拓馬先生が進行を務め、東京大学名誉教授やクリニックの理事長、フリーアナウンサーなど、多彩な専門家が意見を交わしました。
ブース活動
ネクイノのブースでは、新たに導入されたサービス「トレルナ」の展示が行われました。このサービスは、公共のトイレに生理用ナプキンを常備し、必要なときに無料で提供するというものです。ブース内では生理痛の疑似体験も行われ、参加者が女性特有の健康問題への理解を深める重要な機会となりました。この取り組みは、女性が抱える健康課題への理解を促進することを目的としています。
さらに、鹿児島ユナイテッドFCのクラブマスコット「ゆないくー」もこの疑似体験に参加し、市民との対話を深めるきっかけを作りました。
未来への展望
ネクイノは、引き続き自己理解を深めるための機会を提供し、女性が自らの健康について真剣に向き合える社会を目指すとしています。オンライン診察や健康管理支援サービスを通じて、医療アクセスの向上を図り、戸惑いや不安を解消する取り組みを進めていきたいと考えています。
今回のイベントは、参加者にとっても意味のある学びの場であったとともに、今後ますます重要となる女性の健康問題について広く理解を広める契機となりました。