JNSCA神原理事長、英国国王基金35周年記念式典に出席
2025年6月11日、英国ロンドンにあるセント・ジェームズ宮殿にて、「The King’s Foundation」創設35周年を祝い、式典が開催されました。この重要なイベントに、一般社団法人日本地域コンテンツ振興協会(JNSCA)の神原未綺理事長および神原伸太郎国際連携担当理事が参加しました。
英国国王の理念に基づく持続可能な社会
国王チャールズ3世陛下が提唱する「自然と共生する持続可能な社会」の理念に基づき、同基金は具体的な教育や支援活動を展開しています。式典では、国王が長年にわたり力を入れてきた有機栽培や自然農法のテーマが随所に感じられ、さらにはその理念が将来的にどのように発展可能かについても語られました。
また、神原国際連携担当理事は、式典前日に「The King’s Foundation Training Site」を訪れ、職業訓練施設の最新動向を視察しました。この場所では、地域社会との連携を重視しながら、持続可能な素材の使用や伝統的なクラフツマンシップの継承が行われており、日本の工芸文化との親和性を確認する機会となりました。
職業訓練の現場を体験
神原国際連携担当理事は実際に職業訓練の場で指導者や受講生と意見交換を行い、伝統技術の保存と人材育成を両立させる取り組みの重要性を感じました。特に、同基金が高級ブランドと連携して開始したメティエ・ダール(職人技術)育成フェローシップ制度は、若手デザイナーがオートクチュール刺繍を学ぶなど、次世代の育成に貢献しています。
「私たちの持つ優れた伝統工芸や地域コンテンツを世界に発信する重要性を再認識しました」と、神原国際連携担当理事は強調します。
日本との連携・今後の展望
今回の視察を通じ、日本の地方創生に大きく寄与するであろう職業訓練プログラムをJNSCAにて導入していく意義を強く感じました。The King’s Foundationから得た知見と助言を活かし、日本の伝統技術や食文化に特化した職業訓練プログラムを進めていくことが課題です。
これにより、地域産業が直面する人材育成の問題や雇用機会の創出に向けて具体的なステップを進めていく考えです。神原理事長は、「将来的には、双方の地域社会の活性化に貢献するため、国際的な協力を拡大していきたい」と述べています。
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