株式会社Leach、生成AIエージェント講座の概要
株式会社Leachが、2025年9月2日開催の日本ソフトウェア科学会 第42回大会にて、生成AIエージェントに関する特別講座を実施しました。この講座では、代表取締役の冨永拓也氏が、Next.js、Mastra、Convex、Stripeを用いて「PDFとチャットするサービス」を構築する方法を解説しました。
講座の内容と目的
この講義は、従来の研究者教育とは異なり、学生が研究成果を迅速にプロダクトへと変える手法に焦点をあてています。生成AIエージェントを活用したサービスの実装を通じて、学生たちが自身の研究を実際の市場に出す体験を得ることが目的です。セッションでは、エージェント設計やトークン連動の課金システムを含む、サービス開発の全工程が詳しく説明されました。
講座での主なトピックス
1. 自社サービスと現状分析
まず、冨永氏は自社のSaaSを紹介し、現場の書類作業を生成AIエージェントによって自動化する取り組みについて解説しました。具体的には、
- - PDFからMarkdownへの文字起こし
- - トークン連動の利用量課金プラン管
- - CI/CDによる即時公開 など、消費者にとってメリットのあるシステムの実現に向けた戦略が述べられました。
2. MastraとConvexの基礎
次に、MastraというAIエージェント・フレームワークの基礎を学びました。参加者は、実際の機能や、ツールの使い方、メモリやフロー設計の重要性を習得しました。さらに、ConvexおよびStripeによる課金システムの設定についても詳しく解説されました。
3. サービスの実設計・実装
セッションの中では、具体的に「PDFとチャットするサービス」の設計や実装に関する詳細が共有されました。Convexを利用してデータの管理を行い、Next.jsとAIエージェントを接続する方法についても触れられました。サービス実装の合間には、トークン数による課金プラン作成も実施し、参加者からは多くの質問が寄せられました。
4. デプロイの流れ
また、Mastra CloudやVercelを用いたデプロイの方法についても学び、参加者同士で意見を交わす場面も多く見られました。これにより、理論だけでなく実践的なスキルも習得できたと多くの受講者から好評でした。
今後の展望
講座終了後、冨永氏は「日本発の生成AIエージェントをリリースする開発者を増やしましょう」との抱負を語り、教育活動を継続する意義を強調しました。「スクラッチでの開発にこだわらず、既存のフレームワークを活用し、今日からでもリリースすることが重要」とのメッセージも印象に残ります。日本の技術者たちが世界基準のプロダクトを生み出せるよう、今後も力を入れていくことを誓いました。
日本ソフトウェア科学会の使命
この大会は、日本における計算機ソフトウェア分野の研究や学術文化の発展を目指す一般社団法人 日本ソフトウェア科学会の一部として行われました。研究や会議の開催、機関誌の発行などを通じて、業界の発展を支える活動を行っています。
株式会社Leachについて
Leachは、東京都港区に所在し、生成AIの前処理BPOや書類作業特化型AIエージェントの提供を行なっています。代表の冨永氏は過去に大手企業で数多くの実績を持ち、その専門性から新たなソリューションを生み出すことに注力しています。特に、中小企業向けに生成AIを浸透させ、業務効率を向上させるための取り組みを続けており、今後の成長に期待が寄せられています。