建設業への新提案
2024-09-30 22:38:09

建設業務を効率化する新しい勤怠管理ソリューションが登場

建設業界の現場において、労務管理の複雑さは以前から大きな課題とされてきました。特に、現場責任者は限られた時間内に多くの業務をこなす必要があり、従来のシステムでは効率化とはほど遠い状況が続いていました。そのため、労務管理の効率化が急務であると言えるでしょう。

このような状況の中、株式会社大塚商会、勤次郎株式会社、コムテックス株式会社の三社が協力し、建設業界の中堅・中小企業に向けての新たな勤怠管理ソリューションを開発しました。このソリューションは、2024年10月1日より提供される予定です。

1. 勤怠管理の現状と課題


建設業は人手不足が深刻で、現場で働く従業員の勤怠管理には多くの課題が存在しています。特に、打刻機が持ち込めないような特定の現場では、労働時間の正確な管理が困難となります。また、複数の現場を掛け持ちする従業員にとっても、効率的な勤怠管理は容易ではありません。これらの問題を解決するために、新しいデータ連携システムが必要とされています。

2. 合作による新ソリューション


新たな勤怠管理の取り組みでは、大塚商会の提供する建設プラットフォーム内で、勤次郎の『Universal 勤次郎』とコムテックスの『Kizuku』が連携します。この連携によって、チャット機能を利用し、現場ごとの入退場時間をリアルタイムで把握できるようになります。これにより、現場の従業員は勤怠管理を意識せずとも、労働時間が自動的に管理される仕組みが実現します。

特に、出面の指標としても活用できる作業時間の可視化は、企業にとって非常に有益です。さらに、『Universal 勤次郎』と『DX統合パッケージ』を結びつけることで、人事給与システムでの給与計算も効率化され、業務が大幅にスムーズになる模様です。

3. 協力会社との連携の強化


従来、協力会社の労働時間は従業員からの自己申告や日報からの集計が中心でした。しかし、この方法ではリアルタイムでの労働時間管理は難しく、正確性に欠けるという問題がありました。今回の連携によって、チャットで管理できる入退場時間により、協力会社の労働時間も可視化されます。これにより、集計の負担を大きく軽減し、業務の効率性が向上します。

4. 経営者の声


大塚商会の常務執行役員山田耕一郎氏は、「データ連携を行うことで、業界の変革を実現し、企業の生産性と業務効率の向上に貢献できると確信しています」と述べています。また、勤次郎の加村光造氏も、複雑な労務管理を簡略化できることに期待を寄せています。

こうした取り組みは、今後の建設業界のDX推進に向けた重要なステップとなるでしょう。利用者からのフィードバックを受けながら、さらなるサービス向上が期待されます。この新しいソリューションによって、建設業における業務フローが劇的に改善されることが期待されています。


画像1

会社情報

会社名
株式会社大塚商会、勤次郎株式会社、コムテックス株式会社
住所
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。