センターモバイル、オンライン本人確認サービスを導入し効率化を図る

センターモバイル、オンライン本人確認システムの導入

株式会社センターモバイルが、2026年3月6日より、株式会社Liquidが提供を手掛けるオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」を導入することを発表しました。このサービスの導入により、同社は携帯電話SIMの申込み時における本人確認手続きを大幅に効率化する見込みです。

従来、センターモバイルでは、お客様から提出された本人確認書類を徹底的に確認するために、従業員が一つ一つの書類のチェックを行っていました。これは、法令に遵守し、さらにSIMカードが不正に利用されることを防ぐための厳格なルールに基づくものでした。しかし、手作業による確認作業には多くの時間と人手がかかり、また、確認の精度を保つためには多くのリソースが必要でした。

新たに導入される「LIQUID eKYC」により、本人確認の効率的な実施が可能になると同時に、書類の真正性の確認や申込者の実在証明を従来よりも簡単に行えるようになります。これにより、センターモバイルは、効率的な本人確認を実現しつつ、SIMカードが犯罪に利用されるリスクを高精度で防ぐことができると自負しています。

LIQUID eKYCの機能と特長

「LIQUID eKYC」は、オンラインでの契約やアカウントの登録時に必要となる本人確認を、簡便かつ安全に完了させるサービスです。具体的には、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類の撮影やICチップの読み取りを行い、自撮りの顔写真との照合を行います。この方法による本人確認プロセスは、離脱率が低くなるように設計されており、これまでに累計で1.5億件を超える本人確認が行われてきた実績があります。

このサービスは、学割などの年齢確認が必要なシーンにも対応可能です。AI技術と生体認証技術を活用することで、従来の方法よりも迅速かつ安全に本人確認を行うことができます。

株式会社Liquidのビジョン

株式会社Liquidは、最新の生体認証技術を使い、本人確認を簡素化することで、全ての人々が安全にサービスを利用できる社会の実現を目指しています。すでに多くの業界での導入が進んでおり、金融機関や携帯電話キャリア、不動産取引など、幅広い分野での不正検知システムを提供しています。これにより、利便性とセキュリティが同時に向上することが期待されます。

センターモバイルの取り組み

センターモバイルは、「携帯料金を無料で使える」という新たな常識の実現を目指すスタートアップ企業です。年間数万円に及ぶ通信費用を抑えることを通じて、利用者の経済的負担を軽減し、それを基にした消費促進や教育の充実を図ることを目指しています。今回の「LIQUID eKYC」の導入は、その取り組みにおける重要なステップと位置付けています。

企業としての社会的責任も意識し、今後も利便性向上のための施策を進めていく意向を示しています。