介護について話さない
2024-10-09 15:17:59

約8割の人が親と介護について話し合っていない現実とは

介護問題の深刻な実態



日本における介護問題は、少子高齢化の進展に伴い、大きな社会的課題となっています。最近、SOMPOケア株式会社が実施した調査によると、全国の30代から60代の男女1000名を対象に、なんと約8割の人が親との介護について話し合ったことがないという結果が明らかになりました。この結果から、介護に関する意識や実態を掘り下げていきます。

話し合わない親子の現状



調査によると、介護について親と話し合ったことがあると回答したのはわずか21.2%で、残りの78.8%は未だ話し合っていないといいます。特に30代ではこの割合が低く、1割にも満たない状態です。また、親が80代以上である60代でも、6割以上が介護について話し合っていないという結果が出ており、介護問題は多くの家庭で避けられているテーマであることが浮き彫りになりました。

介護方法の選択肢



親に介護が必要になった場合の介護方法に関しても調査が行われました。全体の約6割は「まだ決めていない・分からない」と答え、選択肢としては「介護施設を利用する」が56%を占めています。これは、親の介護を他者に任せることを希望する人が多いことを示しています。また、自身が介護を受ける側になった場合、71.9%が介護施設への入居を希望すると答えており、多くの人がプロによる支援を望んでいることが分かります。

テクノロジーの介護への貢献



介護業界では、テクノロジーの導入が急務とされています。調査に対し、介護現場におけるテクノロジーの活用について8割以上が「受けたい」と答えており、期待の高まりが伺えます。特に、排泄・睡眠・入浴といった生活に密着した部分でのテクノロジーの導入が望まれており、これらの技術が介護を受ける人や家族の生活を改善する可能性を秘めています。

未来の介護を考える



「未来の介護MAGAGINE」というウェブメディアも開設され、介護現場の現状や、著名人の介護に関する考え方を発信しています。これにより、介護について国民的な議論を喚起することが期待されています。テクノロジーの活用、施設入居の環境改善、意識改革が求められる中、介護というテーマに関してもっとオープンに話し合う姿勢が必要です。

まとめ



日本の介護の未来を考える上で、まずは親と子が介護について真剣に対話を持つことが重要です。この調査結果は、介護に対する認識を新たにするきっかけとなるでしょう。少子高齢化が進む中で、介護の質を向上させるためには、テクノロジーをフル活用し、より多くの人に必要な介護のサービスが届けられるよう、社会全体で取り組んでいくことが求められます。


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会社情報

会社名
SOMPOケア株式会社
住所
東京都品川区東品川四丁目12番8号品川シーサイドイーストタワー
電話番号
03-6455-8560

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