五常・アンド・カンパニーとMSCの協力による金融包摂の推進
五常・アンド・カンパニー株式会社は、金融、社会、経済的包摂を重視するグローバルなコンサルティングファームであるMicroSave Consulting(MSC)と新たな協業を開始しました。これに関するプロジェクトは、Hrishipara Daily Diaries Projectと呼ばれ、バングラデシュ中部の低所得世帯の日常的な金銭取引を記録し、家計や経済活動の実態を深く理解することを目指しています。元々2015年に始まったこのプロジェクトには、五常が2024年7月から加わりました。
協業の目的と背景
この協業の背景には、プロジェクトに必要な財務および技術面の強化があります。MSCは、金融包摂の分野で豊富な経験を持ち、これまで数多くのフィナンシャル・ダイアリー調査や応用研究プロジェクトを成功裏に導いてきました。五常は、この専門知識を活かし、ダイアリー・データの詳細な分析を行うことで、投資家や政策立案者を含むさまざまなステークホルダーと有意義な知見を共有できると期待しています。
MSCのバングラデシュ国ディレクター、Zaki Haider氏は、「五常とパートナーシップを結べることを心から嬉しく思います」とコメントし、プロジェクトを通じて人々の生活に関する深い洞察をAIやデータサイエンスと結びつけることが重要であると述べています。彼はまた、低所得コミュニティ向けの実践的なAIソリューションの実証に取り組む意欲を示しました。この取り組みは、グローバル・サウスにおけるより包括的で柔軟な金融商品やサービスの設計にも寄与するでしょう。
知見の発信と金融包摂の推進
五常のインパクト責任者、Cheriel Neo氏は、「金融包摂に関する知見を、より広く発信していけることを楽しみにしています」と述べ、同プロジェクトの意義を強調しました。IntelがMSCとの協業により得られる情報は、今後の金融包摂政策やサービスの設計において重要なインサイトを提供することでしょう。
MicroSave Consultingと五常・アンド・カンパニーについて
MicroSave Consultingは、27年以上にわたり、世界各国で金融、社会、経済の包摂を推進してきたコンサルティングファームです。400人以上の異なる背景を持つ専門家が70カ国以上で活動し、政府や企業と協力しながら持続可能なビジネスモデルを促進しています。
一方、五常・アンド・カンパニーは、南アジアや東南アジアの7つの国々でマイクロファイナンスの展開を目指すホールディングカンパニーで、特に低所得層向けの金融サービス提供に力を入れています。2014年に設立された五常は、2025年までに340万人を超える顧客数を見込んでおり、B Corp™認証も取得しています。
まとめ
この新しい協業は、バングラデシュにおける低所得世帯の金融実態を深く理解するための一環であり、金融包摂の向上に向けた重要なステップと言えるでしょう。五常とMSCの協業により、より多くの人々が金融サービスにアクセスできる未来が期待されます。