LQUOMとオキサイド提携
2022-05-18 16:22:11

LQUOMとオキサイドが長距離量子通信の実現に向け業務提携

LQUOMとオキサイド、長距離量子通信の実現へ向けた資本業務提携



LQUOM株式会社は、光学単結晶の製造を手掛ける株式会社オキサイドと資本業務提携を結びました。この提携により、LQUOMはオキサイドの持つ世界トップクラスの光学デバイス技術を活用し、革新的な量子通信の実現に向けた大きな一歩を踏み出します。

提携の背景



量子通信技術は、デジタル時代における安全性を確保するための重要な要素です。LQUOMは長距離量子通信において、量子もつれ光源や高機能な波長変換素子といった、オキサイドの高度な技術を必要としています。オキサイドの技術力は、単結晶育成や微細加工技術に至るまで多岐にわたり、LQUOMの研究開発進展にとって不可欠な存在です。

企業のコメント



LQUOMの代表取締役、新関和哉氏は「量子インターネットの基盤となる長距離量子通信では、光の制御が必要不可欠です。この提携により、当社のミッションである長距離量子通信の実現がより現実的なものになると確信しています」と述べました。

一方でオキサイドの代表取締役社長、古川保典氏は「長距離量子通信分野の発展は、私たちの生活をより豊かにする鍵となると信じています。この提携を通じて、さらに多くのスタートアップとの協力を深め、ディープテック領域での進展を推進していきたい」とコメントしています。

LQUOMの取り組み



LQUOMは、量子コンピューターの進化に伴う新たな暗号通信方法の研究を進めています。現在の暗号通信は、量子コンピュータによる瞬時の解読に脅かされているため、高度なセキュリティ技術が必要です。特に金融、自動運転、医療などの分野での新しい暗号通信技術の開発は重要性を増しています。

LQUOMは、量子暗号通信の実用化に向け、具体的な課題として「量子中継器」の開発に力を入れています。この技術が確立されることで、数百km以上の通信が可能となり、量子暗号が社会実装される日が近づくことでしょう。

長距離量子通信の未来



長距離量子通信は、通信距離や安全性の面においてさまざまな課題がありますが、LQUOMは国内外の研究機関と協力し、実用化に向けた研究開発を行っています。今後、量子通信技術が日常のセキュリティにおいてどのような役割を果たすのか、期待が高まります。

企業情報



  • - LQUOM株式会社
代表取締役:新関和哉
設立:2020年
所在地: 横浜市
公式ウェブサイトはこちら

  • - 株式会社オキサイド
代表取締役社長:古川保典
設立:2000年
所在地: 山梨県
公式ウェブサイトはこちら

この提携による技術進歩が、量子通信分野に新たな風を吹き込むこと間違いなしです。

会社情報

会社名
LQUOM株式会社
住所
神奈川県横浜市保土ケ谷区常盤台79-5横浜国立大学総合研究棟W棟5階 W503室
電話番号

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