次世代のマーケター育成に向けた日本マーケティング協会の新たな試み

2025年9月、日本マーケティング協会（JMA）は第32期「マーケティング・マスターコース」を開講します。この長期研修は、マーケティングにおいて重要な役割を果たすリーダーを目指すすべてのマーケターを対象としており、経営視点と実践力を兼ね備えた人材を育成することを目的としています。内容の改編には300年の実績に裏打ちされたプログラムがあり、BtoBマーケティング、AI活用、サステナビリティ戦略といった新たなテーマが加わります。このような変化に対応するために、実務中心のカリキュラムが特徴です。

なぜ今、マスターコースを改編するのか？

社会やビジネス環境は常に変化しており、その変化に適応するために、マーケティング領域にも新たなスキルが求められています。特に、サステナビリティの重要性が高まり、デジタル技術の進展が加速する中で、マーケターにはより戦略的な視点と実行力が必要とされています。このような背景を受け、JMAは時代のニーズに応えるため、カリキュラムを見直しました。

実践力を重視した研修内容

新たなカリキュラムでは、座学に留まらず、実際のビジネスシーンを体験することが大きな特徴です。受講生はグループワークやケーススタディを通じて、実際のビジネスに即した課題に取り組みます。また、現役のCMOや経営者とのディスカッションも含まれており、リアルな経験を通じて「やってみる力」と「考えて決める力」を身につけることができます。

講師陣には、名だたる企業で活躍するプロフェッショナルが名を連ねており、彼らの知見や経験を直接学ぶことができる貴重な機会が提供されます。理論と実践の組み合わせにより、受講生は単なる知識の習得だけでなく、自身の成長を実感できる環境が整っています。

卒業後も続くネットワーク

マスターコースでは、受講生同士のつながりも重要な要素です。様々な業種やキャリアを持つ仲間が集まり、業界を越えたコミュニケーションを通じて互いに学び合うことができます。修了後も「アルムナイ・ネットワーク」を通じて関係性が続き、時間が経っても同じ志を持つ仲間とのネットワークを築くことができます。このような横のつながりは、マーケティングという分野での成長において大きな資産となります。

コース詳細と募集情報

日本マーケティング協会が提供するこの研修コースは、2025年9月3日から2026年7月にかけて行われ、東京でのハイブリッド形式で開催されます。マーケティングや企画関連の中堅から次世代リーダーを目指す方が対象で、定員は30～50名です。受講料は会員が990,000円（税込）、一般が1,210,000円（税込）です。

時代に合わせて進化するこのプログラムで、次世代のCMOを目指し、経営に貢献できる能力を身につける機会を手にしてみてはいかがでしょうか。詳細やお申し込みは、日本マーケティング協会の公式サイトをご覧ください。