北海道帯広市におけるコドモン導入
株式会社コドモンは、2024年9月2日より北海道帯広市の公立保育所7施設で、保育・教育向けのICTサービス「コドモン」を導入します。この取り組みは、保護者の利便性の向上と職員の事務負担を軽減し、結果として保育環境の改善を目指すものです。主要な導入機能には、お知らせの一斉配信、遅刻・欠席の連絡、登降園管理などがあります。
お知らせの一斉配信
保護者への連絡は、クラスや児童を指定し、あらかじめ登録されたテンプレートを使用して行います。これにより、連絡事項を簡単に記載でき、メールやアプリ内で迅速に情報を配信できます。これにより、保護者は重要な情報を逃さず受け取ることができます。
遅刻・欠席の連絡
登降園時間帯における遅刻や欠席の連絡は、保護者アプリを通じて簡単に申請可能です。これにより、保護者は時間を気にせず急な連絡をすることができ、保育園はタブレットなどでリアルタイムに受け取ることができます。この仕組みにより、双方の利便性が大幅に向上することが期待されています。
登降園管理
登降園管理では、園の入り口に設置されたPC端末にスマホのQRコードをかざすことで簡単に登降園時刻を打刻できます。これにより、出席簿の作成や延長保育料の計算が自動化され、保護者はアプリを通じて家族と登降園状況をシェアすることができます。これらの機能は、今後順次使用が開始される予定です。
業務のデジタル化とSaaSの活用
2021年にデジタル庁が発足し、行政のデジタル化が促進される中、保育や教育の現場でもICT化の重要性が増しています。厚生労働省は、保育士の職業魅力向上についても検討を進め、報告書にはICT活用の不可欠さが明記されています。また、文部科学省も連絡手段のデジタル化を推進しています。
SaaS型の保育ICTサービスは、効率的で柔軟性が高く、導入が比較的容易です。これにより、現場のニーズに応じた機能追加が期待できます。コドモンも、クラウドサービスとして導入しやすく、保育・教育施設向けの様々な業務をサポートし、業務改善に貢献しています。
コドモンの実績と信頼性
現在、コドモンは全国で約19,000の施設に導入され、99.8%のサービス継続率を誇ります。多くの自治体で契約されている背景には、十分な稼働実績があります。これにより、保育施設においても現場で使いやすさや安定性が証明されています。
まとめ
株式会社コドモンが提案するICTサービス「コドモン」は、北海道帯広市の公立保育所で導入され、保護者と職員双方にとっての利便性向上が期待されています。この技術の導入により、より質の高い保育サービスの提供が可能となるでしょう。今後の展開に注目が集まります。