「GRANDIT」導入の影響
2025-09-02 11:40:48

鉄鋼業界に新たな風を吹き込む国産ERP「GRANDIT」の導入

鉄鋼商社が変革を目指す



鉄鋼専門商社の清和中央ホールディングスが国産ERP「GRANDIT」を導入したことが大きな注目を集めています。この導入は、旧来の汎用機による業務プロセスに限界を感じた同社が行ったもので、業務の効率化やデータ活用の向上を目指しています。

業界の現状と課題


鉄鋼業界は、自動車や建設、エネルギーといった基幹産業に密接に関わっています。しかし、原材料価格の高騰や脱炭素化への対応、人手不足といった複合的な課題に直面しています。特に、鉄鋼製品を扱う専門商社にとっては、役割が重要である一方で、迅速な判断や柔軟な対応が求められる環境にあります。

清和中央ホールディングスの決断


清和中央ホールディングスは、長年使用していた自社開発の汎用機に限界を感じ、20年以上稼働していたシステムの効率性に疑問を持ちました。データの管理や業務の属人化、大量の帳票出力など、多くの非効率な状況が発生していました。このような背景から、同社は「GRANDIT」を導入し、業務を根本的に変革する「経営プロジェクト」としての一環として位置付けました。

GRANDITの特徴



国産ERP「GRANDIT」は、業界を代表するIT企業が集まるコンソーシアムによって開発されました。経理、債権、債務、販売、調達・在庫、製造、人事、給与、資産管理、経費等、基幹業務を網羅する機能を提供しています。また、BI(ビジネスインテリジェンス)やEC、ワークフローといった先端技術も標準搭載されており、多様なビジネスニーズに応えられます。

導入による効果



清和中央ホールディングスの阪上社長は、「GRANDIT」の導入によって業務効率が飛躍的に向上し、各部門が必要なデータを即座に取得できる環境が整ったと語っています。これにより、意思決定のスピードも格段に向上し、業務の柔軟性が増しました。今後は、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)やAIなどの先端技術を活用しながら、さらなる業務改革を進める考えです。

まとめ



新たな基幹システムを導入した清和中央ホールディングスの挑戦は、鉄鋼業界全体にも大きな影響を与えることでしょう。この「GRANDIT」の導入がもたらす変革が、同社のさらなる成長に繋がることが期待されます。注目されるこのプロジェクトの今後の展開に目が離せません。


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会社情報

会社名
インフォコム株式会社
住所
東京都港区赤坂9-7-2ミッドタウン・イースト10階
電話番号
03-6866-3000

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