東京大学、2026年度高校教員研修プログラム参加校を募集
東京大学大学院教育学研究科附属学校教育高度化・効果検証センター、通称CASEERは、2026年度の「個人研究型探究学習を指導する高校教員向け研修プログラム」の参加校を新たに募集します。このプログラムは、生徒が独自のテーマを設定し、探究的に学ぶための指導法やカリキュラム設計を支援することを目的にしています。
個人研究型探究学習の重要性と現状の課題
2022年度から導入された並行探究の時間では、生徒が地域課題や企業の問題にグループで取り組み、幅広い研究に挑むことが求められています。しかし、この実施の中で多くの教員が直面しているのは、生徒個々の関心に応じた適切な指導法の見つけにくさです。教員からは、「やらされ探究」になったり、表面的な調査に終始する懸念の声が寄せられています。
CASEERの活動概要
CASEERは2017年から、東京大学附属中等教育学校との協力を通じて、探究学習の効果をデータに基づいて検証してきました。この活動は10年にわたり全生徒の追跡調査を行い、成果を上げてきました。
さらに、CASEERのスタッフは研究の枠組みと知見を活用し、高校での探究学習を改善するための研修プロジェクトを運営しています。2025年度には69名の教員が参加し、定期的なオンライン研修を通じて様々な学びを得ました。参加者からは、他校の実践や効果的な指導法についての共有があったことに対する高い評価が寄せられました。
2026年度研修プログラムの詳細
2026年度研修は「基礎プログラム」と「発展プログラム」の二部構成で実施され、それぞれのプログラムには特定のテーマに基づいた内容が用意されています。これにより、新たに探究学習を始めた学校や、質を高めたい学校のニーズに応じた内容が提供されています。定例研修会は、毎月オンラインで行い、参加者同士の活発な意見交換を促進します。
基礎プログラムの主な内容
- - 個人研究型探究学習の概要
- - テーマと問いの設定方法
- - 研究方法論と支援の在り方
- - 評価方法の設計
発展プログラムの主な内容
- - 学校運営と探究学習の関係性
- - 探究における問いの深化
- - 情報収集と研究倫理
- - 生徒の発表と成果の考察
募集詳細
参加校の選定は先着順で行われ、約15校を受け入れる予定です。教員は3名以上での参加を求められ、研修は全て無料ですが、一部対面開催の際には交通費が必要となります。募集は2026年4月1日から30日までの期間で実施されるため、早めの申し込みをおすすめします。
お問い合わせ先
詳細に関しては、CASEERのウェブサイトや公式メール(
[email protected])からも情報を得ることができます。説明会も予定されているので、関心のある教員は参加を検討してください。
この研修プログラムは、高校教育の質を向上させ、教員の育成に寄与する重要な取り組みとして多くの支持を集めています。ぜひご参加をお待ちしております。