バガン漆器のデジタル化
2025-06-19 09:06:22

StockGraphyとBAGAN HOUSEが手掛けるバガン漆器の3Dデジタルアーカイブプロジェクト

StockGraphyとBAGAN HOUSEのコラボプロジェクト



はじめに


最近、株式会社StockGraphyとミャンマーの伝統工房であるBAGAN HOUSEが共同で、バガン漆器に関する3Dデジタルアーカイブプロジェクトを開始しました。このプロジェクトの目的は、バガン漆器のデジタル保存と、その技術の普及を目指すことにあります。この記事では、プロジェクトの意義や背景、バガン漆器の歴史、そして今後の展望について詳しくご紹介します。

協業の背景と目的


伝統工芸品の新たな保存方法


バガン漆器は500年以上の歴史を持つ工芸品で、ミャンマーの文化において重要な位置を占めています。しかし、気候や時代の変化により、これらの工芸品はその存亡が危ぶまれています。そこで、デジタルアーカイブは、劣化を防ぎながら文化を保存するための新たな手段として注目されています。

本プロジェクトでは、バガン漆器のデジタルアーカイブを試験的に作成し、技術的課題や活用可能性を検証します。これにより、現地の文化財担当者がデジタル技術を理解し、文化資産の保護に役立てることが期待されています。

ミャンマーの漆器について


その魅力と技術


ミャンマーの漆器、特にバガン地域のものは、針を使った独特の装飾技法が特徴で、美しく精巧なデザインが多く見られます。使用される天然漆や原材料は厳選され、その製作プロセスは熟練した職人によって行われているため、品質が非常に高いのです。

このようなバガン漆器は、手間と時間をかけて製作されており、その芸術性と技術力は国際的にも評価されています。特に、大英博物館を含む著名なコレクターにとっては、貴重な所蔵品となっています。

BAGAN HOUSEについて


伝統と革新の融合


BAGAN HOUSEは、1930年に創業されて以来、4代目を担うMa Maw氏が現代的な感性を取り入れつつ、伝統を重んじた漆器や家具の製造に取り組んでいます。伝統工芸の保存が求められる一方で、現代の市場にも通じた製品の提供を目指しているのです。

その工房は、熟練の職人による手作業で一つ一つを丁寧に作り上げており、その結果生まれる漆器は、時代を超えて多くの人々に愛されています。

3Dデジタルアーカイブの重要性


新たな文化保存


本プロジェクトで生成される3Dデータは、文化財の保存と普及の新しい方法として大きな意義を持ちます。RealityScanというフォトグラメトリーソフトウェアを用いることで、高精度の3Dモデルが迅速に作成され、業務効率を向上させることが可能です。これにより、バガン漆器の詳細なデータが蓄積され、後世に継承される基盤が構築されていきます。

今後の展望


デジタル技術を用いた文化財保存は、今後ますます重要な分野となるでしょう。このプロジェクトを通じて、バガン漆器の魅力を多くの人々に伝え、現地の文化を守っていく活動が促進されることが期待されます。さらに、StockGraphyとBAGAN HOUSEの協力によって、他の地域の伝統工芸品のデジタル化プロジェクトにも波及していくことが望まれます。

不明点や詳細情報については、StockGraphyの公式ウェブサイトBAGAN HOUSEの公式ウェブサイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社StockGraphy
住所
東京都台東区浅草橋5-2-3鈴和ビル 2F
電話番号

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