滋賀の農業秘密
2026-08-25 15:35:58

50年以上病気知らず!滋賀県の持続可能な農業の秘密に迫る

50年以上病気知らずの滋賀県農地の秘密



滋賀県甲賀市に位置する、島本微生物工業株式会社が管理する有機農地は、50年以上にわたり病害の発生がほとんどありません。この農地の土壌にある微生物群の研究により、持続可能な農業を実現するヒントが得られるでしょう。長浜バイオ大学の研究グループは、有機肥料や特定のアミノ酸を土壌に加えることで、植物病原菌に対する拮抗作用を持つLysobacter属細菌の割合が増えることを示しました。この研究成果は、学術誌「Journal of Bioscience and Bioengineering」に発表され、持続可能な農業の新たな道を示すものとなりました。

研究の概要


研究の初めに、長浜バイオ大学の神波誠治教授や石川聖人教授らのチームは、50年間病気がほとんど出ていない有機農地の土壌微生物を解析しました。分析の結果、土壌に追加された有機肥料やタンパク質が、特にLysobacter属の細菌の割合を顕著に増加させることがわかりました。また、滋賀県内の24の異なる農地を調査したところ、Lysobacterの増加は土壌の環境や既存の微生物群の影響を受けていることが判明しました。この研究は、地域の土壌微生物を活用し、化学農薬に頼らない持続可能な農業に向けた基礎的な知見を提供します。

特徴的な土壌微生物群


研究グループによれば、病害被害の少ない有機農地には、通常の農地とは異なる特異な微生物群が生息しています。これらの微生物は、病原菌と競合したり、抗菌物質を生成する能力を持っています。特に、Lysobacter属細菌は、様々な有機物が加わった時に増加することが確認され、これが病害の抑止に寄与していると考えられています。

研究成果の意義


本研究から得られた重要な知見は、特定の有機肥料の使用が、土壌微生物の増加を助ける可能性があるということです。ただし、有機農地全てで同様の結果が見られるわけではなく、土壌の化学的・物理的条件や既存の微生物群が関与しています。この研究は、持続可能な農業のために活用できる微生物の生態系を理解するための重要なステップといえます。

今後の展望


長浜バイオ大学と島本微生物工業は、研究成果を基に「Lysobacter属細菌」を活用した微生物製剤の開発を進めています。この研究プロジェクトは、経済産業省が支援する「Go-Tech事業」に採択されており、将来的には劇薬に頼らない有機農業の実現に寄与することが期待されています。研究グループは今後とも、病害の抑止機構の解明や、微生物を活用した農業技術の確立に向けて努力を続けます。

地域農業への貢献


この研究は、長浜地域の農業の持続可能な発展に寄与することを目指しています。農地における微生物群の理解を深めることで、地域ごとの特性を活かし、持続可能な農業の実現を図るとともに、食糧問題の解決にもつながることが期待されています。今後は地元の農業従事者との連携を強化し、実用化に向けたシステムの構築を進める方針です。


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会社情報

会社名
学校法人関西文理総合学園
住所
滋賀県長浜市田村町1266番地
電話番号
0749-64-8100

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