ミャンマー支援活動開始
2025-06-27 11:27:12

LIFULL ArchiTech、ミャンマー地震被災地で迅速な住環境支援を開始

LIFULL ArchiTech、迅速な住環境支援に向けて



株式会社LIFULLのグループ会社であるLIFULL ArchiTechが、2025年3月28日に発生したミャンマー地震の被災地で、「インスタントハウス」の現地展開を開始しました。この取り組みは、先進的な建築技術を活用し、数時間で設営可能な住宅を提供することで、被災者の支援を目指すものです。特に、仮設住宅としての機能性や適応性が求められる中で、LIFULL ArchiTechは現地に実用的な住環境を提供することに全力を尽くしています。

インスタントハウスの特長



インスタントハウスは、テントシートを膨らませた後、内部に断熱材を吹き付ける技術を使用しており、わずか数時間で設営が可能です。この技術により、高温多湿な気候においても優れた断熱性や耐久性、さらには耐震性や耐風性を持つ住宅が実現されます。特に、被災地のニーズに応じたさまざまな用途へ対応できる汎用性が高く、今後は避難所や医療救護室、コミュニティスペースなどとしても活用が期待されています。継続的な支援に向けて、技術指導を通じた雇用創出にも力を入れています。

現地支援者との協力



LIFULL ArchiTechは、ミャンマーの建機レンタル企業ダイヤモンド・レンタル・ミャンマー株式会社(DRM)と連携し、現地での技術検証を実施しました。気候や設営に必要な人員・資機材の検証を行い、その結果、任意の条件下でも高い施工性や居住性が確認されました。今後は、ミャンマー国内の支援団体と連携し、より多くの被災者に対して実用的な住環境を提供するためのステップを進めていく予定です。

避難所の訪問と住民とのヒアリング



LIFULL ArchiTechでは、サガイン地域やマンダレー市の避難所を訪れ、そこで生活する人々の声を直接聞く機会を持ちました。避難所では多くの方々がテントや簡易的な構造物で生活しており、衛生環境の改善と安全な住居の確保が急務です。特に、ピンウーリンの「Taung Pu La Pagoda」では、120名の戦災・震災孤児が生活しています。この寺院の責任者と協力し、インスタントハウスを用いた支援の調整を進めています。

ミャンマー地震の影響と支援の必要性



2025年3月28日に発生したマグニチュード7.7の地震は、特にサガイン地域に甚大な影響を及ぼし、多くの人々が避難生活を強いられています。住宅を失った人々にとって、40度を超える過酷な気温の中での生活は心身ともに非常に辛いものとなっています。そのため、仮設住宅の整備が急務となっています。

未来への展望



LIFULL ArchiTechは、住環境に対する知識と技術を活かし、被災者が安全かつ快適に生活できる住まいの提供を目指します。既存の支援インフラが不十分な状況で、民間企業としての柔軟な支援が求められる中、地域との関係構築も重要であると考えています。インスタントハウスが家庭の安全な場所となり、被災者にとっての希望の象徴となることを願っています。

コメント



LIFULL ArchiTechのCOO、山中典氏は、「生きる希望を築く場所」としてインスタントハウスの重要性を強調しました。加えて、建築技術の伝承や地域の自律的な復興を支えることが支援の力になると述べています。このような活動を通じて、今後もLIFULL ArchiTechはミャンマーや世界中で、住まいに困難がある方々のために支援を提供し続けていく所存です。


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会社情報

会社名
株式会社LIFULL
住所
東京都千代田区麹町1-4-4
電話番号
03-6774-1600

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