有隣堂の新たな挑戦:YouTube発のオンラインストアとは
著名な書店、株式会社有隣堂が公式YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」を基にした新しいオンラインストアを2026年1月27日に開設することが発表されました。このストアは、世界中で広く利用されるECプラットフォームのShopifyを用いており、YouTubeと連動した新たな顧客体験を提供することを目指しています。
オンラインストアの概要
ストア名は「有隣堂オンラインストア」で、公式YouTubeチャンネルのオリジナル商品を中心に取り扱います。決済方法はクレジットカードで、会員登録も行えるようになっています。さらに、5,000円以上の購入で送料無料になる特典も用意されています。これにより、全国どこでも有隣堂の商品を手軽に購入できる環境を整えています。
顧客体験の価値向上
この取り組みの狙いは、YouTubeでの視聴体験とスムーズな購買体験をつなげることです。視聴者は動画を見ながら簡単に商品購入ができる導線が整備されています。この「ライブコマース」の実現は、より多くの顧客に製品の魅力を伝えながら売上を上げる手法として注目されています。今後はInstagramやTikTokなど他のSNSとの連携も計画しており、より多くの接点を持つことで顧客体験を立体化させる狙いです。
ブランド認知度の向上
有隣堂は出店地域に制約がある一方、SNSを通じて全国規模での認知を高めてきました。この新たなオンラインストアは、単なる購入サイトではなく、有隣堂のブランドを全国に広げるための重要な入り口となります。最初はオリジナル商品や関連アイテムを中心に扱いますが、将来的には多様な商品の展開も見込まれ、総合オンラインストアとして発展していく予定です。
Shopifyの特徴
Shopifyは175カ国以上で使われているクラウド型ECプラットフォームで、商品管理や決済、在庫などを一元的に管理できます。有隣堂はこのプラットフォームを利用することで、YouTubeでのファンとの関係性を持続性のあるオンライン体験へと発展させる狙いがあります。
今後の戦略
今後、有隣堂では動画内での商品開発の裏話を紹介したり、ライブ配信に合わせた限定販売を実施するなど、オンラインとリアルの垣根を超えた施策を考慮しています。また、過去のライブ販売では、商品が驚異的なスピードで完売するなどの実績も持っており、これを生かした戦略が期待されます。例えば、YouTubeライブでのボールペン販売では、45分で600本が完売したこともあり、その購買力の高さが示されています。
有隣堂について
有隣堂は創業116年を迎える老舗の書店です。神奈川を中心に東京・千葉・兵庫・大阪に43店舗を展開し、カフェや居酒屋の経営、楽器教室の運営など多様なビジネスを展開しています。地域社会に密着した事業を通じて、今後も書店の役割を超えた広がりを見せることでしょう。
まとめ
有隣堂のオンラインストアは、YouTubeとECの新しい形を提示し、視聴体験と購買体験が一体化した新たな顧客体験を提供します。今後の拡大が期待されるこの取り組みは、書店の常識を覆す可能性を秘めています。有隣堂の新しい挑戦にぜひ注目していきたいものです。