OLTAと足利銀行、革新的なクラウドファクタリング事業を開始

新たな資金調達の形、OLTAと足利銀行の提携

OLTA株式会社と足利銀行が手を組み、2024年10月1日より新たなクラウドファクタリング事業「足利銀行クラウドファクタリング powered by OLTA」の提供を開始します。この提携は、日本初のオンラインファクタリングサービスを展開するOLTAにとって、地域金融機関との重要な協力関係となります。

クラウドファクタリングとは何か？

ファクタリングは、企業が発生させた請求書を売却し、早期に運転資金を調達する手法です。特に「OLTAクラウドファクタリング」は、AIを用いた審査プロセスによって、迅速かつ簡便に資金を得ることが可能になります。OLTAは2017年にこのサービスを開始し、以来多くの中小企業に支持されています。

提携の意義と背景

OLTAは足利銀行と提携することで、OEM形式でクラウドファクタリングサービスを提供し、地域金融機関によるサービス拡大を目指しています。これにより、既存の銀行サービスに加えて、短期・少額の運転資金を必要なタイミングで調達できる新しい手段が提供されることになります。

足利銀行は2024年度の経営方針に基づき、「CSVの実現」を掲げています。この方針は、顧客との関係を深め、共に価値を創造することに重きを置いています。新たな資金調達手法を提供することで、お客様の利便性を高め、地域経済の活性化にも貢献する狙いです。

中小企業を取り巻く現状

最近では、コロナ禍の影響で多くの中小企業が厳しい状況に直面しています。実質無利息・無担保融資（ゼロゼロ融資）の返済が始まり、経営が苦しい企業が増加しています。そのため、従来の金融支援のほかに、OLTAの提供するクラウドファクタリングのような新しい資金調達手段が求められています。実際に、中小企業庁が公開したデータでも、オンライン型ファクタリングの利用が増加すると予測されています。

OLTAの今後の展開

OLTAは、既に41の地域金融機関と提携しており、今後もそのネットワークを拡大する予定です。KOLOTAは利用者からの評価が高く、2022年時点で累計申込金額が1,000億円を超えています。クラウドファクタリングは、多くの中小企業にとって新たな資金調達の選択肢となりつつあります。

提携により、足利銀行のお客様は普段取引のある金融機関から、OLTAが提供するクラウドファクタリングサービスを簡単に利用することができます。この新しいサービスは、企業が直面する資金繰りの課題を解消し、ビジネスのさらなる成長を後押しするでしょう。