欧州の希少アートを堪能するモダンアートオークション開催

ヨーロッパの希少作を集めたモダンアートオークション

2025年12月4日、東京都千代田区の半蔵門にて、株式会社マレットジャパンが主催する「マレットジャパンアートオークション」が開催される。このオークションは、モダン及びコンテンポラリーアートを中心に、海外作家の貴重な作品を取り揃えたイベントだ。参加者は会場だけでなく、オンラインでの入札も可能で、より多くの方がアートに触れる機会を提供している。

本イベントは、ライブ配信型のオンラインオークション《M-Live Auction》と、対面の通常オークションの二つの形式で同時開催され、221点もの注目作品が出品される予定だ。特に、多くの目を引くのは、ヴォルスの「眼の代わりに写真機」と題された作品である。これは1947年に制作された水彩画で、人物の顔と写真機が融合した独特なイメージが特徴であり、ヴォルス自身の自画像とも取れる深い意味を持つ。

ヴォルス自身は、第二次世界大戦後のフランスにおいて、抽象絵画運動「アンフォルメル」の中心的存在として知られ、特に日本においてもその影響力は大きかった。1950年代後半、日本のアーティストや批評家たちは彼の非定型な筆致や物質的アプローチに注目し、日本の抽象表現に新たな風を吹き込んだ。

さらに、もうひとつの注目作品はアメリカの現代アーティスト、ロバート・ロンゴによる「『Men in the Cities 1990』よりIV/V」というリトグラフ作品である。ロンゴはその精密な描写技術で知られ、彼の代表作シリーズ「Men in the Cities」は、スーツを着た男女の激しい動きをモノクロで描写し、身体の束縛と解放の瞬間を捉えた作品だ。1990年に発表されたこのリトグラフも、大判でありながらも繊細な作り込みが特徴である。

マレットジャパンは創業以来、海外顧客へのアプローチも積極的に行っており、欧州出身の作家でも、オンライン入札の導入により多くの海外からの入札が期待されている。特に、今回のオークションでは、海外入札者との対話を促進し、競り合いを楽しむことができる。

もちろん、オンラインオークション「M-Live Auction」も同日に開催され、参加者はリーズナブルな価格から作品を入手するチャンスがある。また、事前にオンラインカタログで作品の情報を確認することもできるので、安心して入札に臨むことが可能だ。

作家の作品についての詳細な情報は、下見会やWEB上のコンディションレポートを利用することで確認でき、入札に際しての準備も整いやすくなっている。下見会は、2025年11月28日から始まり、数回に分けて実施される予定だ。

マレットジャパンの公式ウェブサイトでは、入札情報や最新のオークション情報を随時更新しているので、興味のある方はぜひチェックしてほしい。また、SNSアカウント（Instagram、X、Facebook、LINE）を通じても情報が発信されている。

この機会に、ぜひモダンアートの魅力を体験し、歴史的かつ現代的なアートの作品を手に入れてみてはいかがだろうか。アートの世界は、あなたを新しい感覚へと誘うだろう。オークション参加のためには、まずマレットジャパンの公式HPから無料会員登録を行い、参加申請をしてほしい。締切は12月3日までとなっている。

詳細な開催情報は以下の通りである：

- 開催日: 2025年12月4日(木)
- 開催時間: M-Live Auction - 12時開始、マレットオークション - 15時開始
- 下見会日時: 11月28日、12月1日、2日、3日
- 会場: 東京都千代田区麹町1-3-1 ニッセイ半蔵門ビル1F
- 会社ホームページ: マレットジャパン
- お問い合わせ: [email protected]