フードテクノロジーの未来を切り開く「Floatmeal」の挑戦
北海道札幌市に拠点を置くFloatmeal株式会社が、2024年9月に発表される「週刊東洋経済」の特集「すごいベンチャー100」に選出されました。これは、彼らが掲げる持続可能な生産と、未来の食糧安全保障に対する強い取り組みが評価された結果です。
Floatmealの目指す未来
Floatmealは「持続可能な生産で、食料安全保障と気候変動に挑む」とのビジョンを掲げています。具体的には、高タンパク質かつ栄養価の高い「ウォルフィア」(ウキクサの一種)を使った持続可能な安定生産技術の開発に取り組んでいます。
ウォルフィアは、他のタンパク源と比較して生産に使う農地や水の量が少ないため、環境への負荷が低い食品です。その上、短期間で大量繁殖するため、1kgのタンパク質を生産するコストが極めて低く、効率的な食品生産が可能です。Floatmealでは、微生物を利用した独自技術の開発によって、これをさらに進化させ、安定生産の実現を目指しています。
このウォルフィアは、食品や機能性食品の材料としてだけでなく、化粧品や環境浄化、さらにはエネルギー源としても可能性を秘めています。
「すごいベンチャー100」とは
「週刊東洋経済」の「すごいベンチャー100」は、独自のビジネスモデルや先進的な技術を持つ企業の中から選ばれた100社を紹介する特集です。資金調達の規模や独自性が基準となり、全ての選出企業は取材され、そのビジネスモデルや特長が分析されています。Floatmealはフード・農業部門での選出となりました。
仲間を募集
現在、Floatmealでは共に未来の食糧不足の問題に立ち向かう仲間を募集中です。高タンパク質の「ウォルフィア」の持続可能な生産に取り組むこの企業で、研究開発や事業開発を担うポジションが用意されています。
具体的には、エンジニアや微生物学者、食品加工技術者、栄養士、さらには企画や営業など、多岐にわたる職種での募集があります。
北海道安平町に設立された拠点では、食用ウォルフィアの生産が順調に進んでいます。また、東神楽町の「杜のサーモンプラント・東神楽」では、ウォルフィアを用いた排水浄化実証実験もスタートしています。
興味のある方はぜひ、お気軽にお問い合わせください。あなたの力をこの新しい挑戦に加えてみませんか。
会社概要
Floatmeal株式会社は2023年5月に設立された新興企業で、代表取締役は北村もあな氏です。
公式ウェブサイトや連絡先も公開されていますので、関心がある方はご覧ください。バイオテクノロジーとイノベーションによる新しい食の未来をともに切り拓いていく仲間をお待ちしています。