伊藤塾とスパルタ英会話が資本提携
法律資格と公務員試験の指導を行う「伊藤塾」が、語学教育の「スパルタ英会話」と資本業務提携を結んだ。
この提携は、両者が強力に連携し、国内外で活躍できる次世代のプロフェッショナルを育成するためのもので、特に英語を用いた実務家の育成に力を入れていく。提携は2025年5月1日から発効され、今後の教育の質向上が期待されている。
提携の背景
伊藤塾は1995年の設立以来、試験合格だけでなく、法律を使って社会に貢献する人材を育てることを目指してきた。特に、伊藤メソッドと呼ばれる独自の指導法を用いて、多くの法律家や公共サービスの専門家を輩出した。
2024年には日本最難関の司法試験合格者12,592名のうち、1,236名が伊藤塾を受講しており、その実績からもそのカリキュラムの効果が伺える。
また、提携は新たな取り組みとして「短期集中プログラム」の提供を含むもので、これにより渉外弁護士やビジネス実務に役立つ英会話スキルの習得が期待されている。このプログラムは2024年12月1日から開始予定です。
産業としての可能性
伊藤塾とスパルタ英会話の提携は、両社の理念や教育内容においてシナジーが高いとされ、特に法人研修や社会人教育において大きな成長が期待される。企業向けに質の高い教育プログラムを提供することで、次世代のリーダーや実務家を育成し、より多様な人材を社会に送り出す狙いがある。
今後の展望
提携による具体的な展望として、両社は伊藤メソッドを基にした短期集中の英語検定カリキュラムを開発予定であり、短期間でのスコアアップを目指す理念が形となる。具体的な対策講座は、司法試験や公務員試験をはじめ、英語の資格試験に対しても拡充していく計画がある。
さらに、双方が持つ営業やブランド力を最大限に活かし、多岐にわたる教育サービスの提供を通じて、企業にとっての付加価値を高めていくことを目指す。
現在、どちらの企業も業界内で注目されており、提携による新たな成功例を見せることが期待されている。