デジタルスタンプラリーで祭りを盛り上げ!日立システムズの地域活性化サービスが宮城県女川町の「おながわみなと祭り」に採用
宮城県女川町で毎年開催される、町内外から約19,000人が訪れる一大イベント「おながわみなと祭り」。2023年7月28日(日)に開催される同イベントに、株式会社日立システムズの「キャッシュレス地域活性化支援サービス」のスタンプラリー機能が採用されました。
このサービスは、自治体や商店街などが運営するポイント、商品券、チケットなどをデジタル化するプラットフォームです。日立システムズは、2022年から女川町で地域活性化事業「女川プロジェクト」を推進しており、その一環として、地域通貨のあり方を検討し、このサービスを地域住民にとって使いやすいものにするための取り組みを行ってきました。
昨年開催された「おながわ冬のまつり」では、スタンプラリー機能の実証実験を実施。紙ベースのスタンプラリーを電子化したことで、運営業務の効率化や詳細な利用データの収集が可能になり、地域活性化のためのリソース創出や施策検討に役立つことが分かりました。
今回の「おながわみなと祭り」では、スマートフォン1つで簡単に参加できるデジタルスタンプラリーイベントを開催することで、来場者の回遊促進や、イベント会場以外のエリアへの誘導を促します。さらに、昨冬のまつりでの実証実験で収集したデータをもとに、女川町の地域活性化施策に貢献していく予定です。
イベント運営事務局、店舗、イベント参加者それぞれにメリット
デジタルスタンプラリーを採用することで、イベント運営事務局、店舗、イベント参加者それぞれに以下のようなメリットがあります。
運営事務局
イベント会場内だけでなく、周辺エリアへの来場者の誘導を促進し、回遊率の向上を図ります。
デジタル化により、スタンプラリーの実績データやアンケートデータの取得・集計作業が効率化されます。
参加者の属性や行動情報の収集が可能となり、今後の観光施策に役立てることができます。
店舗
イベント参加者がスマートフォンで二次元バーコードを読み込み、スタンプを取得するため、店舗側でのスタンプ押印や操作の手間が省けます。
イベント参加者
WEBアプリケーションのため、スマートフォンにアプリをインストールする必要がなく、イベントに参加できます。
スタンプラリーイベントの参加から特典抽選応募まで、すべてスマートフォンで完結するため、手軽に参加できます。
* 対象店舗やスポットの情報、位置情報をWEBアプリケーションから確認できます。
地域活性化に向けた取り組み
日立システムズは、女川町への社員の移住やワークショップなどを実施し、地域住民と連携しながら、地域に根付く地域通貨のあり方を検討してきました。今回のデジタルスタンプラリーの採用は、その活動の一環であり、女川町の地域活性化に貢献していくための取り組みです。
今後の展望
日立システムズは、今後も「おながわ四季のまつり」でのデータ収集を継続し、データの利活用によるさまざまな施策検討を支援していきます。また、女川プロジェクトを通じて、地域活性化に貢献するサービスの創出に取り組んでいきます。
キャッシュレス地域活性化支援サービスの提供を通じて、地域全体のDX推進を支援することで、地域住民の暮らしを豊かにし、地域社会の活性化に貢献していくことを目指しています。