猛暑の夏に81.7％が感じる食事作りの負担と解決策

2024年の猛暑が続く中、株式会社ロコガイドの調査によると、85%の「トクバイ」ユーザーが食事作りに対する負担を感じています。この暑さの影響で特に「夕食作り」が最も負担に思われており、81.7%がそのように答えています。食事作りにかける時間にも変化が見られ、今年の夏は夕食を「15分未満」で準備する人の割合が36.5%に達しました。これは、夏以外のシーズンに比べて9ポイントの増加です。また、夕食作りに「45分以上」費やす人は、昨年に比べると大きく減少しています。食事作りの悩みとしては、1位に「暑い台所での調理作業」、次いで「食材価格の上昇」、「献立の決定」が挙げられました。特に、献立決めで悩む理由には、暑さのために手間や時間がかかるメニューを避けたいという意見が多く見られます。

猛暑による負担を軽減するために、調理方法や食材選びで工夫を凝らす人が増えており、特に「電子レンジの活用」は61.4%が選択しています。また、台所でのクーラーや扇風機の使用、時短メニューの活用も多く、冷凍食品や惣菜を取り入れる家庭も増えています。具体的には、冷凍食品を利用する人の約50%が、今年の夏にその頻度が増えたと回答しており、毎週1回以上冷凍食品を活用するという人も約90%に達しています。この夏の人気の冷凍食品は、餃子、冷凍野菜、唐揚げの順で、これらは下ごしらえを省略することができるため、特に支持されています。

一方、惣菜に関しても、56.4%が購入頻度が増えたと報告し、特に唐揚げ、コロッケ、寿司の需要が高まっています。猛暑による自宅調理の負担軽減のため、多くの家庭がこうした便利な選択肢を利用していることが分かります。

この結果から、2024年の猛暑が日本の家庭に与える影響が如実に浮かび上がっています。食事の準備における工夫や便利な市販品の活用が、暑さとの戦いを乗り越えるカギとなっているのです。特に家事負担を軽減したいと考える家庭には、これらの調査結果を参考にし、効率的な食事作りを実践することが推奨されます。本調査は8月上旬に行われ、全国の「トクバイ」ユーザーに対するものです。