横浜みなとみらいホールのオルガン・リサイタルシリーズ
2025年6月5日、横浜みなとみらいホールにて、バッハの作品を専門とする指揮者・オルガニスト鈴木雅明のオルガン・リサイタルが行われます。このイベントは、彼が主宰するバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)に所属する優秀な音楽家たちとのコラボレーションにより、特別な音楽体験を提供します。特に注目すべきは、パイプオルガン「ルーシー」を使った演奏です。
バッハ演奏の第一人者、初登場の喜び
鈴木雅明は、1990年にBCJを創設して以来、バッハの音楽を世界中で広めてきた第一線の音楽家です。横浜みなとみらいホールのリサイタル・シリーズに初めて登場する鈴木は、バッハの中でも特に重要な作品、《クラヴィーア練習曲集 第3部》を演奏します。初登場ということで、彼の演奏を待ちわびていたファンにとって、忘れられない夜になることでしょう。
オルガン「ルーシー」について鈴木は、「シンフォニックで、大きな可能性を持った楽器」と語っています。この言葉からも、彼のこだわりと期待が伝わります。特にバッハの作品は、オルガンの豊かな音色と相まって、独特の魅力を放ちます。この公演では、鈴木自身の演奏にBCJのメンバーによるコラール歌唱が加わります。バッハの素晴らしい音楽を全身で感じられる、贅沢な体験が待っています。
驚きのオルガン作品の解説
本公演では、《クラヴィーア練習曲集 第3部》のペダル付きコラールを全曲演奏。その歴史的背景として、1739年に出版されたこの作品は、オルガン演奏技法の集大成とも言えます。この大作を、鈴木雅明の繊細で力強い演奏とBCJメンバーのハーモニーでお楽しみいただけます。バッハの作品は、音楽的、歴史的にも非常に重要であり、聴衆に深い感動を与えることでしょう。
未来に向けた明るい音色「ルーシー」
横浜みなとみらいホールのパイプオルガン「ルーシー」は、アメリカのC. B. フィスク社製。輝かしい音色を持ち、その愛称はラテン語の「光」を意味する“lux”に由来しています。このオルガンは、古代から現代までの様々な曲を、時代に応じた音色で演奏できるよう設計されています。
「ルーシー」の魅力を存分に堪能できる公演は賛否が分かれるものの、今回のリサイタルは特に注目です。鈴木雅明がその技術を駆使し、バッハの浸透した作品をどのように解釈し演奏するのか、待ち遠しい限りです。
公演情報とチケット
この素晴らしいリサイタルの詳細は以下の通りです。演奏会は2025年6月5日(木)の19:00からで、会場は横浜みなとみらいホールの大ホールです。チケット料金は全席指定で、一般4,500円、大学生・障がい者手帳を持つ方3,000円、高校生以下は2,500円です。チケットは横浜みなとみらいホールのチケットセンターで購入できますので、事前にお申し込みをお忘れなく。
この特別な音楽体験をお見逃しなく、ぜひご来場ください!