調査概要
エン株式会社が運営する転職サイト『ミドルの転職』では、35歳以上のユーザーに対して「30代のうちにやっておいて良かったこと」と「やっておけば良かったこと」というテーマでアンケートを実施しました。ネットを通じて857名からの回答を得て、その結果を以下にまとめます。
調査結果の概要
この調査のデータから見えるのは、将来のキャリア像を持つビジネスパーソンの割合が60%以上に上る一方で、実際にそのキャリアに達している人はわずか30%に過ぎないということです。
1. キャリア像の認識
調査では66%の人が自分のキャリアについて明確なイメージを持っていると回答しました。年代別に見ると、年齢が上がるにつれてその割合は増加し、60代では80%に達しています。しかし、実際に思い描いたキャリアに至っていると感じているのは31%にとどまります。これには多くのビジネスパーソンが直面するギャップがあることがうかがえます。
2. 30代にやっておいて良かったこと
40代以上において、30代を振り返り「やっておいて良かった」とした経験には、以下のようなものがありました。
- - マネジメント:42%の人々がこの経験を価値あるものとして挙げています。
- - 資格取得:同じく42%の人々が、これがキャリアに役立ったと述べています。
- - 転職:30%が転職体験を通じて得たものがあると回答しています。
この調査から、特に「マネジメント」や「資格取得」が長期的なキャリアにおいて重要であることが明らかになりました。
マネジメント経験の重要性
マネジメント経験を持つことは、他のどの職業にも共通するスキルを育むものであり、人とのコミュニケーション能力や責任感を養うための貴重な機会となります。調査に回答した40代男性(マネジメント経験者)は、「新規事業を任され成功させたことで、自信がつきました」と語っています。
3. やっておけば良かったこと
一方、85%の人々が「やっておけば良かった」という後悔を持つことも明らかになりました。
- - 資格取得:47%がこれを後悔としています。
- - 語学力習得:次いで45%が挙げています。
- - 転職:24%が転職のタイミングを逃してしまったことを悔やんでいます。
特に、サブスクリプションとして必要なビジネススキルを身に付けておくことの重要性が強調されました。英語などの語学力はこれからのビジネスシーンに欠かせない要素となっています。75%の回答者が「海外勤務など国際的な経験の獲得」が後悔の一因だとも述べました。
4. キャリアの責任を考える
この調査を通じて、キャリアに向けた「大事なこと」として、次の3点が目立ちました。
1.
自身のキャリアの責任は自分にある:35%の人がこのことを強調。
2.
明確なキャリアのイメージを持つ:34%がこれを重要視。
3.
専門性の習得:32%が必要であると感じています。
これからのキャリアを考える上で、多くのビジネスパーソンが共通して求めるのは、責任感を持ちつつ、自分の希望やビジョンを明確にすることです。こうした情報をもとに、40代以上のビジネスパーソンが今後のキャリアを一歩進めるための参考になれば幸いです。
結論
調査を通じて明らかになったのは、30代において得た経験は、若い世代にとっても重要な指針となり得るということです。特にマネジメントや資格取得の重要性は、ビジネスパーソンとしての成長に不可欠な要素です。今後のキャリアを築く上で、これらの教訓がどう生かされていくのか、大きなテーマとなるでしょう。