看護師不足に挑む新サービス!
医療機関での人材不足が深刻な日本。その中で、株式会社メドエックスが新たに提案するのが、LINEアプリを用いた看護師採用のマッチングサービスだ。この革新的な取り組みは、AIを駆使して医療従事者に適した医療機関を自動的に推薦するもので、採用コストの削減や早期離職のリスクを軽減することを目指している。
新サービスの概要
この新サービスは、2026年2月から東京・神奈川エリアを対象に開始される。基本的なサービスは、初期費用と掲載費用をともに0円という形で提供され、これに加えて現役看護師が制作した医療現場の動画が無償で利用可能となる。この動画とAIのレコメンド機能を組み合わせることで、看護師への採用プロセスを効率的に進めることが期待されている。
医療従事者の現状
日本看護協会の調査によると、2023年度の看護師離職率はなんと11.3%。約9人に1人が職場を離れる現状は、医療機関にとって大きな課題である。多くの病院が高額な紹介手数料を支払い、専門の人材紹介会社に依存しているため、経営を圧迫する要因となっている。特に、これまでの採用プロセスでは、応募者が職場の実態を十分に理解せずにミスマッチが起き、早期離職を引き起こすケースも少なくない。
具体的なサービス内容
1.
LINEとAIの統合
LINEという日常的に使われるアプリ上で、AIが医療機関の情報を直接推薦する。この手法により、従来の人材紹介会社を介さず、看護師は必要な情報を手軽に受け取ることができる。
2.
動画による職場理解の促進
現役の看護師が制作した職場の雰囲気や仕事内容を動画で紹介することで、応募前に職場を理解する手助けをする。これにより、ミスマッチのリスクを軽減できる。
3.
短縮された見学申し込みプロセス
見学申し込みは最短1分で完了する。従来の採用プロセスでは14〜42日かかっていたが、これを短縮することで、スムーズな採用が可能になる。
今後の展望
メドエックスは、今回のサービス開始をきっかけに、採用プロセスの短縮や看護師の離職抑制効果を実証し、全国展開に向けての足がかりを築く方針だ。潜在看護師と呼ばれる資格保持者約70万人への情報提供を強化し、医療人材の循環を促進することを目指している。
例えば、導入された東京都内の病院では、新卒応募者数が前年比154%で増加したという成功事例も報告されている。このように、自院から直接情報を発信することの重要性が浮き彫りになっている。
社長の想い
代表の右高稜大氏は、看護師が「自分に合った病院を主体的に選べる」環境を提供したいと語る。メドエックスは今後も機能や運用体制のアップデートを重ね、より多くの看護師がこのサービスを利用できるようにしていく考えだ。
まとめ
医療現場の人材問題を解決するための取り組みとして、メドエックスの新サービスは大きな期待を寄せられている。LINEという身近なツールとAIという先進技術を駆使したこのプロジェクトが、日本の医療現場に変革をもたらすことを願ってやまない。