シニアと外国人をつなぐ！Helteの異文化交流プラットフォームに迫る

株式会社Helteの新しいサービス

千葉県柏市を拠点に活動する株式会社Helte（ヘルテ）が、MBS毎日放送の『TOKIOテラス』に登場し、その画期的なサービスが多くの注目を集めています。この会社が展開する会話コミュニティ「Sail」と、日本への就労支援を行う「世話カツ」は、シニア世代と外国人との出会いを生み出すプラットフォームとして、多様な文化の交流を促進しています。

Helteの核となる「Sail」

「Sail」は、2018年にサービスを開始し、世界中の人々との日本語でのコミュニケーションを可能にするプラットフォームです。現在では、190以上の国と地域から約48,000人が参加し、累計37万回以上の会話が行われています。このサービスは、日本に興味を持つ海外の人々に、ネイティブの日本人とのマンツーマンの会話を提供することで、訪日インバウンドを促進し、日本文化を発信しています。

特に注目したいのは、国内のシニア層がこのサービスの話し相手を務めることで、超高齢社会による孤立やQOL低下といった問題も軽減することを目指している点です。シニア世代が外国人とコミュニケーションを通じて、自身の経験や知識を伝え、逆に若者たちからも新たな視点を得ることで、豊かな交流が生まれるのです。

「世話カツ」の仕組み

一方、「世話カツ」は、外国人材の就労支援サービスです。「Sail」を活用して、企業と外国人材のマッチング、就業前後の手続き支援、生活の安定支援、文化面での不安解消を提供します。求職者となる外国人は、「Sail」を通じてシニアとコミュニケーションを取りながら、就職に向けた実践的なアドバイスを受けることができます。このように、Helteの取り組みは世代や国を超えた相互理解を促進し、異文化交流や言語学習に寄与しています。

番組で語られたヒストリー

番組内では、Helteのサービスの着想源についても語られました。代表の後藤氏は、自身の留学経験と30か国の旅行を経て、海外のシニアとのコミュニケーションがサービスの原点であると明かしました。また、日本の伝統的なお菓子を通じて若者を集める試みや、コロナ禍におけるビジネスの転換も紹介され、柔軟な発想が成功につながっていることが分かりました。

未来を見据えた展望

Helteは、今後もシニア世代と海外の若者の交流を一層促進し、日本の高齢化問題や労働力不足の解決に積極的に貢献していく方針です。また、ツナググループとの連携を通じて、多国籍な人材の就労支援や文化の違いによる不安解消を図り、日本社会の労働供給のギャップを埋めることに貢献する意向です。

Helteの進行中の活動には、外国人が日本で働くためのステップを提供するだけでなく、シニアが若者と交流する新たな場を生み出し、全世代が互いに学びあうその他の機会を創出することが期待されています。