音楽家・牛尾憲輔の特別な映画祭、新宿に上陸
音楽家として、そしてアニメーション作品の劇伴においてもその才能を遺憾なく発揮し続ける作曲家・アーティスト、牛尾憲輔。彼の功績と作品群を讃える特別な映画祭が、東京・新宿の新たなランドマーク、東急歌舞伎町タワー内「109シネマズプレミアム新宿」で5月30日(金)より開催されます。彼の創り出す独特な世界観を、最高峰の音響設備で体験できるまたとない機会となるでしょう。
坂本龍一氏監修の音響システムで体感する唯一無二の音世界
「109シネマズプレミアム新宿」は、故・坂本龍一氏が監修した世界で唯一の音響システム「SAION -SR EDITION-」を搭載しています。このシステムは、極限までリアルな音を追求し、映画に込められた音の一つ一つを肌で感じられるかのような没入感を提供。牛尾憲輔の劇伴が持つ深遠な魅力を余すことなく観客に伝えます。映画のセリフ、効果音、そして何よりも彼の音楽が、これまで体験したことのないレベルで響き渡ることでしょう。
さらに、映画祭期間中(5月30日〜6月11日)は、歌舞伎町タワー全体でも、牛尾憲輔のソロユニットagraphのアルバム「the shader」の楽曲が期間限定で放送されます。劇場に入る前から彼の音楽世界に浸ることができ、期待感を高めます。
豪華ラインナップと特別なイベントが満載
今回の映画祭では、既に発表されていた作品に加え、Netflixで世界的な話題を呼んだ『DEVILMAN crybaby』と、独特の映像美と音楽で観客を魅了した『平家物語』の一気見上映が追加され、豪華なフルラインナップが出揃いました。
特に注目すべきは、5月31日(土)に行われるトークイベント付きオールナイト上映です。牛尾憲輔氏の劇伴作家活動10周年を記念したアニバーサリーBOOK『定本』の企画立案を手掛けたライターの宮昌太朗氏と牛尾氏本人による貴重な対談が実現し、制作秘話や音楽への深い洞察が語られることでしょう。
また、山田尚子監督の傑作アニメーション映画『聲の形』は、通常版の上映に加えて、セリフや効果音を排除し、本編制作初期段階に作られたパイロット楽曲のみを音声として使用した「“inner silence”バージョン」という、極めて稀な形式で上映されます。この特別なバージョンでは、牛尾憲輔氏本人の登壇も予定されており、映画音楽の新たな表現を追求する彼の真髄に触れることができる、ファン垂涎の機会となるでしょう。
劇伴作家として10周年!加速する牛尾憲輔の軌跡
牛尾憲輔は、2008年にソロユニット"agraph"としてデビューして以来、その音楽的探求を続けてきました。2011年には中村弘二、フルカワミキ、田渕ひさ子らとバンド"LAMA"を結成。2012年以降は電気グルーヴのライブサポートメンバーとしても活躍するなど、多岐にわたる活動を展開しています。
そして2014年、TVアニメ「ピンポン」で初めて劇伴を担当して以降、アニメーション作品の音楽という分野で唯一無二の存在感を確立しました。今年2024年は劇伴作家として10周年という節目の年であり、その活動は国内外でますます活発化しています。今年4月にはアムステルダムで「チェンソーマン Live set」と銘打った単独公演を大成功させ、その世界的な評価を確固たるものにしました。11月20日には、牛尾憲輔名義としては初の日本での単独公演「牛尾憲輔 behind the dex」も予定されており、彼の音楽活動の充実ぶりを示しています。
2024年後半から2025年にかけても、山田尚子監督の劇場映画「きみの色」、TVシリーズアニメ「ダンダダン」「チ。」、そして2025年9月19日に全国公開が決定している劇場版『チェンソーマン レゼ篇』といった、国内外で注目を集める話題作の音楽を手掛けることが決まっており、その動向から目が離せません。
新宿で紡がれる映画と音楽の至高体験
この「牛尾憲輔 映画祭」は、単に作品を鑑賞する場に留まらず、彼の創造性の深淵に触れ、音楽が映画にもたらす無限の可能性を再認識する貴重な機会です。109シネマズプレミアム新宿の最高の環境で、牛尾憲輔が織りなす唯一無二の音の世界をぜひご堪能ください。チケット情報や上映スケジュールなどの詳細は、109シネマズ新宿プレミアムの公式サイトにてご確認ください。