気象予報士の挑戦
2025-05-20 12:19:26

気候危機に立ち向かう気象予報士の挑戦と未来への提言

気候危機に関する気象予報士の共同声明、発表から1年



気候変動が進行する現代において、私たちの日常に即した天気予報やその報道は、異常気象に対する認識を高める重要な役割を果たしています。その中で、全国で活動する気象予報士や気象キャスターたちが共同で発表した「気候危機に関する気象予報士・気象キャスター共同声明」は、非常に意義深いものでした。

昨年6月に発表されたこの声明は、気象予報士たちが気象情報の発信を通じて気候変動に対する理解を促進しようとする取り組みを象徴しています。そして、その発表から1年が経過した今、最新の動向と今後の展望を探るオンラインイベント「気候危機に関する気象予報士の共同声明から1年」を開催いたします。

イベント概要


このイベントは、2025年6月5日(木)の10:00から11:00まで、オンラインで行われ、アーカイブ配信も予定されています。定員は300名で、参加希望者は事前に申し込みが必要です。主催は「チームWFCC(Weather Forecasters against the Climate Crisis)」であり、一般社団法人「Media is Hope」が協力しています。

タイムスケジュール


  • - 10:00-10:05 オープニング (井田 寛子氏)
  • - 10:05-10:30 事例紹介 (正木 明氏、東海林 克江氏、中島 望氏、吉良 真由子氏)
  • - 10:30-10:55 質疑応答 (メディア関係者限定)
  • - 10:55-11:00 クロージング (片平 敦氏)

発起人の想い


井田寛子氏が理事長を務める気象キャスターネットワークでは、昨年春に全国の気象予報士・気象キャスターを対象に実施したアンケートをもとに、この共同声明を立ち上げました。この調査では、130名の回答者のうち99%が気候変動問題に関心を示し、90%以上が気象情報において気候変動に対する危機感を抱いていることが明らかになりました。この結果を受けて、気象予報士たちは行動を起こす決意を固めました。

各登壇者の紹介


  • - 正木 明氏は、朝日放送の気象キャスターとして、「温暖化指数」を導入し、気候変動が天気に与える影響を可視化する方法を紹介します。
  • - 東海林 克江氏は、J-WAVEのアナウンサーとして、気候変動と関連づけた天気予報を日常的に発信する重要性について触れます。
  • - 中島 望氏は、NHK岡山放送局での取り組みを通じて、気象予報士間の連携による啓発活動について語ります。
  • - 吉良 真由子氏は、ウェザーニューズの気象予報士として、視聴者と共に気候変動を考える新しい試みを紹介します。
  • - 片平 敦氏は、気象予報士としての自身の経験を交え、今後の展望と課題について議論します。

この活動は、世界的な報道連携「Covering Climate Now」による「89%プロジェクト」に強く賛同しています。このプロジェクトは、気候変動に関する報道を強化し、世間に広めることを目的としています。

結論


気象予報士たちが発信する情報が気候変動に対する理解を深め、人々の行動を変える力があることは明らかです。今後も、気象予報士とメディアの連携が重要であることを再確認し、このオンラインイベントを通じて、多くの人々に気候危機の現実を伝える努力を続けていきます。


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会社情報

会社名
一般社団法人Media is Hope
住所
東京都台東区蔵前3-17-3蔵前インテリジェントビル8階 一般財団法人地球・人間環境フォーラム内
電話番号
03-6824-0864

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