南魚沼市と保険企業が協力強化!
2025年8月28日、南魚沼市消防本部とAUTHENTIC JAPAN株式会社は、「山岳遭難時の捜索活動に関する連携協定」を締結しました。近年、特に登山の人気が高まる中で、山岳遭難事故が増加しており、安全対策が求められています。新潟県のデータによれば、昨年の山岳遭難件数は114件に達しましたが、令和7年(2025年)には、南魚沼市消防本部管内(南魚沼市および湯沢町)だけで25件の遭難事案が発生しています。
このような状況において、AUTHENTIC JAPANは、南魚沼市消防本部と連携を強化し、捜索・救助活動を進めてきました。今回の新たな協定により、捜索活動中の情報交換がリアルタイムで行えるようになり、登山者の救助スピードが飛躍的に向上します。これによって、遭難者の捜索時間を短縮し、登山の安全性を向上させることが期待されています。
マウンテンセーフティへの新しい一歩
AUTHENTIC JAPANが運営する捜索サービス「ココヘリ」は、発信機とヘリ・ドローンを利用して、遭難者の位置を特定する国内唯一の民間へリ捜索サービスです。従来の目視捜索方法に比べ、発信機の信号を利用することで、迅速かつ正確な捜索が実現しました。
ココヘリに登録した会員は、専用の発信機を身に着けて登山を行います。遭難が発生した際には、登山計画書に沿って捜索が行われ、現地の状況に応じてヘリが迅速に派遣されます。これにより、通信圏外でも速やかな捜索が可能となり、登山者の安全が守られます。
現在、ココヘリの会員数は17万人以上に達しており、登山家たちから高い支持を受けています。これは、命を守ることに特化したサービスであるからこそ、登山者の心強い存在になっていると言えるでしょう。
協定締結式の様子
協定の締結式は南魚沼市消防本部で行われ、当社からは専務取締役の八木澤美好が出席しました。南魚沼市消防本部の消防長、笛木浩明氏とともに、新たなスタートを切ることができるという期待感が溢れる雰囲気でした。
両者の協力により、地域の安全性と登山者の安心をより一層高める活動が進むことでしょう。AUTHENTIC JAPANは、今後も自治体との連携をさらに深化させ、登山者の安全確保に全力を尽くしていくとしています。
もっと知りたい方に
AUTHENTIC JAPANの詳細は公式ウェブサイトで、また「ココヘリ」に関する情報も同様に公式サイトにて確認できます。これからの季節、登山を楽しむ皆さんが安心して楽しめる環境が整うことを期待しています。
代表の略歴
AUTHENTIC JAPANの代表取締役社長、久我一総の経歴は、1978年に福岡市で生まれ、西南学院大学を卒業後、パナソニックに入社。その後、2011年にAUTHENTIC JAPANを立ち上げ、現在に至ります。彼のリーダーシップのもと、山岳遭難捜索の新たな時代が切り開かれています。