岡山大学の那須学長、2024 International Forum on Higher Educationで講演
岡山大学(所在地:岡山市北区)の学長、那須保友氏が、2024年10月13日に中国・北京で開催された「2024 International Forum on Higher Education」において、日本全国の国立大学法人を代表して講演を行いました。このフォーラムは、中国高等教育学会が2001年より毎年開催しており、世界中から多数の大学関係者や研究者が集まり、知見や情報を共有する重要な場とされています。
今年のフォーラムには、30を超える国と地域から約500名が参加し、テーマは「科学技術イノベーションと持続可能な開発」とされています。那須学長は、「Innovative Talent Development at National Universities in Japan」というタイトルの講演を実施し、日本の国立大学の状況や、国の科学技術政策に関連した取り組みについて詳しく説明しました。特に、岡山大学における創発的な研究者支援についても触れ、国際的な舞台で日本の大学の努力を広く認知してもらう機会となりました。
那須学長の講演では、日本の高等教育機関が直面する課題や、国際的な連携の重要性を強調しました。また、持続可能な開発とイノベーションの相互関係についても言及し、科学技術が社会全体の発展に寄与する可能性について具体例を挙げて述べました。これにより、国際的な視点をもって日本の教育と研究の価値を世界に示すことができました。
また、出席者との意見交換も行われ、岡山大学としての特徴的な取り組みを発信する貴重な機会となりました。地域に根ざした大学としての役割、自らの優位性を生かした研究と教育を通じて、持続可能な社会づくりに貢献する意志も表明されました。
今後、岡山大学は一般社団法人国立大学協会と共に、地域中核・特色ある研究大学としての取り組みを進め、科学技術の進展や持続可能な開発が求められる現代社会において、さらなる発展を目指しています。
このイベントでの成功は、今後の岡山大学にとっても新たな挑戦の一歩となるでしょう。特に、地域社会との共創や、国際的な教育・研究の舞台でリーダーシップを果たすことで、岡山大学は引き続き注目を集める存在であり続けると期待されています。
岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」にも対応しており、その取り組みが国内外で高く評価されています。これからも、日本の研究大学として、世界の革新の中心となるべく努力を重ねていくことでしょう。
次回の発表やイベントにも期待が寄せられています。岡山大学の今後の動きに注目が集まることでしょう。