環境課題解決型施設「CO Blue Center」
2023年春、三重県志摩市に新しいコンセプトの複合施設「CO Blue Center」が完成しました。この施設は「地球を想い、安らぎながら働く」という理念のもと、地域や海の課題に取り組むためのハブとなります。主に海洋プラスチック問題や気候変動といった環境課題の解決を目指し、地域内外のさまざまなスタートアップ企業をサポートする役割を果たしています。
施設内には、多彩なビジネス活動を支えるためのコワーキングスペースやサテライトオフィス、さらにはコーヒースタンドやサウナ、ライブラリー、ギャラリー、簡易宿泊施設などが揃っています。特に、コワーキングスペースは好奇心を持った人々が集まり、コミュニケーションを楽しみながら働ける場を提供します。
「CO Blue Center」の特徴として、徒歩100秒でアクセスできるサーフスポット「国府の浜」があります。働く人々が安らぎを感じつつ、リラックスした環境でビジネスを展開できる工夫がされています。これにより、仕事と休息を両立させる“チルワーク”のスタイルを実現しています。施設は、「安らぎながら働く」という新しい働き方を提案し、ビジネスの集約と先端技術の相乗効果を最大化する場作りを目指しています。
新たな技術と連携【CULTIVERAとN-ARK】
「CO Blue Center」内では、すでに株式会社CULTIVERAによる世界初の「海水農業」が行われています。この技術では海水を利用して野菜を育てることに成功しました。これに続き、N-ARKとの協力により、気候変動や難民問題への対策として海上農業の開発も進められています。海上ファーム「グリーンオーシャン」では新たな農業方法が模索され、持続可能な食の供給と環境保護を両立させていく計画です。
サテライトオフィスの入居者募集中
また、リモートワークの時代に合わせて、サテライトオフィスのテナントを募集しています。働き方の多様性が求められる中、地方発のスタートアップ企業が世界に挑戦できるスペースを提供します。月額のオフィス料金も明確で、特典としてコーヒーやサウナの割引も用意されています。入居希望者は2023年4月からの入居が可能です。
「CO Blue Center」は、ただの働く場ではなく、地域課題や地球規模の問題に真剣に取り組むコミュニティを形成する場所です。今後の展開とともに、多くの人々が集まり、より良い未来を作り出すための重要な拠点となることでしょう。詳しくは、
CO Blue Centerの公式サイトや
Instagramをご覧ください。