新たなフルーツスイーツの世界へ!
菓子研究家、下園昌江さんの最新著作『果物を楽しむフランス菓子と保存食』が9月5日に刊行されました。本書は、季節ごとの果物を使った魅力的なフランス菓子や保存食のレシピを提案しています。下園さんのこれまでの好評を受けた前作『栗しごとと栗のお菓子』に続く第二弾であり、果物を存分に味わうことができる一冊です。
季節の果物を活かした41のレシピ
本書には、あんず、洋梨、いちじくなど、12種類の季節の果物を使用した41のレシピが収録されています。春にはいちごのダックワーズ、夏にはあんずのコンフィチュール、秋にはいちじくの赤ワインコンポート、冬にはりんごの素朴なタルトと、四季折々の味覚が楽しめます。これらのレシピは、フレッシュな状態で楽しむだけでなく、保存食としても利用できるため、忙しい日常にぴったりです。
自宅でできるフランス菓子の楽しみ方
下園さんは、フランス人が好む果物をテーマにしたスイーツレシピを多く紹介しており、そのエレガントなスタイルは、見た目にも魅力的です。美しい仕上がりのフランス菓子を自宅で簡単に楽しむことができ、心が豊かになること間違いなしです。気候変動により自然の恵みが変化する中でも、旬の果物を大切にし、その魅力を引き出したお菓子作りは、多くの人々にとって喜びの時間となるでしょう。
菓子研究家のキャリアと影響
下園昌江さんは1974年、鹿児島県に生まれ、筑波大学を卒業後、日本菓子専門学校で製菓の技術を身につけました。パティスリーでの6年間の修行を経て、2001年にスイーツに特化したポータルサイト「Sweet Cafe」を立ち上げました。それから、自宅でお菓子教室を主宰し、フランスの地方菓子や伝統菓子に対する愛情をもって、レッスンを行っています。彼女のレシピは、家庭でも手軽にフランスの伝統を楽しむことができるため、多くのファンを持っています。
それぞれの季節の味覚を活かそう
本書では、果物を使用したさまざまなお菓子を制作するための基本的な技術も紹介されています。パート・シュクレやクレーム・ダマンドなどの基本的な生地を学び、季節ごとの果物を巧みに活用して、素敵なスイーツを自宅で作ることができます。これを機に、家族や友人と共にお菓子作りを楽しむ時間を作ってみてはいかがでしょうか。
自身のスタイルを確立し、愛される菓子研究家としての人生を歩む下園さんに影響を受け、新たなスイーツ作りに挑戦してみてください。今後も彼女の新たなレシピとアイデアに期待が高まります。