新潟ビジネス専門学校が秘書検定1級合格者を輩出
新潟市に位置する新潟ビジネス専門学校(以下、NBC)は、公益財団法人実務技能検定協会が実施する秘書技能検定試験において、なんと7年連続で最上位1級の合格者を輩出しています。特に2025年度には本校の学生が新潟会場で唯一の合格者となるなど、校の実力を証明しています。
秘書検定の意義
秘書検定は単なる資格試験にとどまらず、社会人に求められるビジネスマナーや人柄育成を重視しています。この検定を通じて生徒たちは、相手の立場に立つ思いやりや場の雰囲気を読む力、臨機応変な対応力を身につけていきます。これらはAIには代替できない「人間力」であり、今後のビジネスシーンに絶対に必要なスキルです。
1級試験は特に難易度が高く、全問記述式の筆記試験が課されます。この試験では、敬語の使い方やビジネス文書の作成、職場での適切な対応など、厳しい専門知識と実践スキルが求められます。さらに筆記試験合格後には、面接試験が待ち受けており、「普通を超えた」丁寧さや応対スキルが必要です。このように、秘書検定1級は卓越した知識だけでなく、姿勢やマナーの完璧さも求められます。
校内サポート体制
NBCでは、合格者を育てるための徹底したサポート体制を構築しています。筆記試験や面接試験に向けた特別なカリキュラムが組まれ、特に面接対策には現役の教員だけでなく、同じ学科の学生や他学科の教員も参加し、限られた時間内での集中したトレーニングを実施しました。その結果、2023年度の面接試験では、受験生全員(4名)が合格を果たしました。
合格者のプレイバック
合格を果たした生徒たちの声は、彼らの努力の証です。ビジネス秘書・事務学科2年の関本さんは「試験本番では思うようにいかないところもありましたが、練習のおかげで最後までやり切れました」と語ります。また、田中さんは「秘書検定1級の取得を目標にしてきたので、達成できて本当にほっとしています。お辞儀の角度や面接での姿勢など、実際に社会で役立つ技術を身に付けられました」と続けます。
秘書検定が教えるもの
秘書検定の学びは、マナーや言葉遣いにとどまらず、他者への配慮や気配り、状況に応じた的確な判断力を育みます。これらは信頼される社会人になるために不可欠なスキルです。
今後も新潟ビジネス専門学校は秘書検定をはじめとした資格教育や、業界のプロからの実践的授業を通じて、即戦力として活躍できる人材の育成に力を注いでいきます。教育の質を維持・向上させることが、学生たちの明るい未来を形作る鍵となることでしょう。25年度の実績も見据え、さらなる飛躍を目指して日々取り組んでいます。