浮世絵を楽しむ特別な宿泊プラン
株式会社東横INNが、新たに「浮世絵小部屋」宿泊プランを東京都内16店舗で始めました。このプランでは、浮世絵をテーマにした特別な客室が用意されています。宿泊する際には、デジタル編集された浮世絵の掛け軸やベッドマット、さらには行灯やクッションなどが配備されており、視覚的にも楽しませてくれます。加えて、浮世絵をモチーフにしたオリジナルデザインのエコバッグも宿泊者のおみやげとして提供されます。東横INNの新しい取り組みは、浮世絵の世界を存分に楽しむことができる特別な体験です。
浮世絵と旅の関連
東横INNでは、浮世絵に描かれる「旅」に着目しています。今回新たに設置される「浮世絵小部屋」では、東海道新幹線の全停車駅に位置する各店ごとに、それぞれ関連する浮世絵をロビーに展示することにより、宿泊者に日本の伝統文化を感じてもらう工夫がされています。具体的には、江戸時代のメディア王と名高い蔦屋重三郎が開いた「耕書堂」の跡地に位置する、日本橋馬喰町の東横INNでは、ボストン美術館の浮世絵デジタル化プロジェクトに携わった牧野健太郎氏のアドバイスに基づき、「浮世絵小部屋」というコンセプトルームが用意されました。
プランの詳細
このプランの実施期間は、2025年1月5日(日)から2026年3月31日(火)まで。宿泊者は浮世絵をテーマにしたベッドライナーや掛け軸、行灯、クッションを含む特別な客室に宿泊し、さらにオリジナルエコバッグが付いてきます。特別プランのため、無料宿泊券の使用はできませんので、その点には注意が必要です。
浮世絵小部屋でのアート体験
例えば、客室には、世界的に知られる浮世絵「富嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」が施されたベッドライナーが置かれています。この作品は「ジャパンブルー」の代名詞ともいえる美しい青を背景に、波の中に偶然描かれたハート形が印象的です。また、浮世絵には富士山の美しい風景や、当時の江戸の風物詩が数多く描かれています。例えば、「万年橋辺りからの隅田川」では、富士山を背景にした東京の景観が描かれています。これらの浮世絵は、ただのアートにとどまらず、宿泊者が訪れた地域の歴史や文化を感じる機会を提供してくれます。
東横INNについて
東横INNは「全国ネットワークの基地ホテル」というコンセプトのもと、全国で355店舗、客室数は78,144室を誇るビジネスホテルチェーンです。新幹線や空港にアクセスしやすい立地のため、旅行や出張で利用される方々にとって、安心感のある宿泊施設です。さらに、年間を通じて価格に大きな変動がない「原則ワンプライス」制を採用し、手頃な価格での宿泊が可能です。
全国各地、特に都市圏での宿泊ニーズに答える形で、常に多くの顧客にご利用いただいています。また、全営業店で「おもてなし規格紺認証」を取得しており、安定したサービス品質の提供にも努めています。
この新しい「浮世絵小部屋」宿泊プランで、日本の伝統的なアートと快適な滞在を楽しんでみてはいかがでしょうか?