新コスモス電機の「コスモス安全ツアー2025」開催レポート
新コスモス電機株式会社は、2025年9月11日に労働安全衛生に焦点を当てたイベント「コスモス安全ツアー2025」を大阪のホテル阪神で実施しました。今回のイベントは「世界中のガス事故をなくす」という大きな目標のもと、労働安全衛生のさらなる向上を目指しています。参加者はユーザー企業を中心に合計59名。さまざまな業界の関係者が集まり、貴重な情報交換の場となりました。
プログラム内容
当日は特別講演が2部構成で行われました。
特別講演1部:化学物質の法令改正と管理手順のポイント
講師はゴトウ・労務安全衛生管理事務所の後藤博俊氏で、化学物質に関する法令改正の概要やリスクアセスメント手法について具体的に解説しました。後藤氏は、名古屋工業大学卒業後、労働省で様々な役職を歴任し、国際的な舞台でも活躍してきた専門家です。彼の講演で、リアルタイムモニターを用いたリスクアセスメントの重要性が強調され、参加者の理解を深めました。
特別講演2部:熱中症対策の義務化及び対策のポイント
講師は産業医科大学の副学長、堀江正知氏。こちらでは、熱中症対策の義務化を受けた法令改正について詳しく説明され、ファン付きウェアの有効性も具体的なデータをもとに示されました。堀江氏は、産業医として多くの学術的業績を持ち、熱中症に関する深い知見を持つ専門家です。参加者からは「新たな知見を得た」との声もあり、熱中症対策が深刻な問題であることが再認識されました。
情報交歓会
講演後には情報交歓会が行われ、ユーザー企業間での取り組みや課題が共有されました。参加者は、自社の実践事例を互いに披露し合い、具体的な解決策や新たなアイデアを得ることができました。労働安全に関する自社の取り組みを再確認する貴重な機会となりました。参加者からは「他社からの情報は非常に参考になる」との声が多く寄せられました。
コスモス安全ツアーの意義
労働安全衛生法の改正や化学物質のリスクアセスメントが義務化された現在、安全確保は企業の重要な課題です。新コスモス電機は、こうした変化に対応しつつ、ユーザー企業と共に実効的な安全対策を模索していく姿勢を示しました。「コスモス安全ツアー」は、単に情報を提供するだけでなく、意見交換を通じて参加者同士のネットワークを広げる役割も果たしています。
新コスモス電機のさらなる取り組み
このイベントの他にも、新コスモス電機では化学物質のリスクアセスメントに関するオンラインセミナーを定期的に開催しており、最新情報をリアルタイムで提供しています。企業の安全衛生担当者が実務に役立つ知識を習得できる機会を提供しており、今後も定期的に続けていく予定です。
新コスモス電機について
新コスモス電機は、1960年に設立され、1964年には世界初の家庭用ガス警報器を開発しました。以来、ガス事故の防止を目指し、さまざまな安全製品の開発に挑んできました。国内シェアが高く、国際的にも展開している企業です。安全な社会づくりに貢献するため、今後も新たな技術を開発し続けます。
詳細は公式サイトをご覧ください。
新コスモス電機公式サイト