福博せいもん払いに留学生が参加
福岡市を代表する冬の風物詩「福博せいもん払い」が、今年も開催される。147年の歴史を誇るこのイベントは、福岡市商店街百貨店量販店連盟と福岡商工会議所の主催により実施される。そして、今年の目玉は何と言っても福岡麻生専門学校の留学生たちが初めてこの行事に参加することだ。
この伝統行事の起源は、明治時代の博多商人・八尋利兵衛氏の交流にさかのぼる。大阪のえびす市に触発された彼の商売の知恵を博多独自のスタイルにアレンジしたのが、「福博せいもん払い」の始まりだと言われる。今では、毎年感謝の気持ちを込めて地域の商店街で集まるイベントとして定着している。
留学生の役割
今年、留学生たちは何をするかと言えば、主に案内や広報などの役割を担う。年々増加する外国人観光客に向けて、訪れる観光客が安心して楽しめるよう、彼らは言語や文化の架け橋となる意義ある役割を果たす予定だ。また、若年層や外国人旅行者向けのPR活動も行い、福博の魅力を広めることにも取り組む。
PR活動は、11月15日から19日の期間中に「上川端商店街」「川端中央商店街」「新天町商店街」などの主要エリアで展開される。この活動は、福岡市の多文化交流の促進につながり、留学生自身も日本の文化や地域の伝統に触れる貴重な機会となる。地域の人々との交流を通じて、彼らは地域の理解を深め、新たなつながりを築くことが期待されている。
イベントの詳細
- - 名称: 福博せいもん払い
- - 期日: 令和7年11月15日(土)〜11月20日(木)
- - 主催: 福岡市商店街百貨店量販店連盟、福岡商工会議所
- - 参加団体: 福岡市内の商店街、百貨店等23団体
- - 内容: 参加団体が独自のイベントや売出しを行う。
さらに、11月14日には八尋利兵衛の墓を訪れ、福博せいもん払いの成功を祈る特別な行事も行われる。この特別な儀式には、麻生専門学校の留学生も参加予定で、地域の人々と共に地元の伝統を体感する機会となる。
メディアからの取材について
取材を希望するメディア関係者は、11月13日までに福岡商工会議所の中小企業経営支援部までご連絡を。多文化交流と地域文化の融合が生む新たな価値に注目が集まっている今年の福博せいもん払い。全ての人々が繋がり、共生するこの場での活躍を見逃さないでほしい。
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