東京理科大学がスタートアップ支援において新たな一歩
東京理科大学インベストメント・マネジメント株式会社が、東京都主催のスタートアップ支援事業『TOKYO SUTEAM』の協定事業者として採択されました。このプロジェクトは、東京都がスタートアップ育成の戦略、『Global Innovation with STARTUPS』の一環として始まりました。目標は東京を発信源とするユニコーン企業を増やし、起業数や協働実践数を大幅に増やすことです。
TOKYO SUTEAMとは?
『TOKYO SUTEAM』は、スタートアップを育成するための取り組みです。この事業で選ばれた協定事業者は、東京都や他の事業者との連携を通じて、約1年半の間、スタートアップ支援を行います。特に、先端科学分野に特化したプログラムである「TUSIDE起業加速プログラム」が提供され、その中で理工系大学グループが持つ専門性を活かし、研究成果を社会に広げる役割を果たします。
TUSIDE起業加速プログラムの趣旨
TUSIDE(Tokyo University of Science Innovation Driven Ecosystem)は、東京理科大学が中心となり、様々な大学との協働を推進しています。このGPは、AI、機械学習、ディープテックなどの最先端技術を活用し、起業を目指す人々をサポートします。
採択プログラムの募集は2026年1月から始まり、約20名を対象に、必要な情報提供や資金提供を通じて、起業家の成長を支援していく予定です。これにより、理工系分野での新たなイノベーション創出を目指します。
代表者のコメント
インベストメント・マネジメント社の代表取締役である片寄裕市氏は、「当社は、東京理科大学グループのインキュベーション事業を担い、多くのサイエンス・テクノロジー系スタートアップの創業を支援してきました。今回の採択を契機に、ディープテックなどの先端科学分野での創業支援をさらに強化し、起業家の事業成長を加速させることを目指します」と述べています。
また、東京理科大学の産学連携機構の代表である山本誠教授は、「研究リソースを最大限に活用し、先端科学分野で新たな価値を創造することに期待しています」とコメントしています。
今後の展望
東京理科大学は、イノベーションの拠点としての責任を果たし、持続可能な成長を続ける意志を持っています。また、アクシスコンサルティングとの連携を通じて、メンタリングや事業化支援を行い、先端科学分野におけるイノベーションを一層進める方針です。
まとめ
TOKYO SUTEAMによるこの新たな試みは、東京理科大学が持つ強力なリソースを活かし、次世代の起業家を育成するプラットフォームを提供するものです。今後のスタートアップ支援から目が離せません。