高円寺パンディットが挑む新たな物販とライブ配信の融合

高円寺パンディットが新たなステージへ

コロナ禍で多くのライブハウスが苦境に立たされる中、高円寺の「高円寺パンディット」が新しい試みとして物販とイベント配信を結びつけるチャレンジを始めました。これにより、オンラインでも気軽に参加できるトークライブやイベントが実現しました。

イベントの背景

高円寺パンディットは、東京都杉並区に位置しています。このライブハウスは、トークライブや出版社主催の新刊発売記念イベントなどを中心に開催してきました。満員になると50人程度の規模のため、コロナウイルスの影響を受けた今、従来のスタイルを見直す必要がありました。都からのガイドラインに従い、観客数が制限される中、オンラインライブ配信に踏み切ることとなったのです。

この新しい試みには、「HandsUP」というライブコマースプラットフォームを利用します。これにより、視聴者はSNSを通じて簡単にイベントに参加し、商品を購入できるという新たなメリットが生まれました。視聴者は自宅に居ながらにしてトークライブの楽しさと物販の便利さを体験できる仕組みです。

初回イベントのハイライト

初回のイベントは、ノンフィクションライター中村淳彦氏の新著『新型コロナと貧困女子』の出版記念トークライブです。中村氏は20年以上にわたりAV女優や風俗、介護といった貧困に関するテーマを取り上げてきました。このイベントでは、中村氏が取材した実際の貧困女性たちの声を交えたトークを展開します。

さらに、特別ゲストとして社会学者の鈴木涼美氏が登壇することも大きな話題です。鈴木氏は夜の仕事に関する著作も多く、その経験を基にした鋭い視点でトークを展開します。彼女らが切り込むテーマは、コロナ禍での貧困層の変化やその実態です。