Wi-Fi接続の新しい可能性を開くRS-232Cアダプター
ラトックシステム株式会社が2025年12月下旬より新型のWi-Fi RS-232C変換アダプター『RS-WF62』の販売を開始します。この製品は、シリアル機器のRS-232Cコネクタに接続し、Wi-Fiによる通信を実現するための変換アダプターです。従来モデルのREX-WF60が多くの現場で利用されている中、さらに改良が加えられたRS-WF62は、特に産業や商業分野でのオートメーションやデータ集積の向上に寄与するでしょう。
主な改良点
新型RS-WF62は、いたるところでの使用を考慮し、いくつかの重要な機能改良が行われています。まず、データビットの対応として7bitを追加し、これにより旧式のシリアル機器との接続が可能になりました。これは、特にまだ古いインフラを使用している施設にとって、大きな利点となります。
また、Wi-Fiのセキュリティが強化されました。従来モデルでは未対応だったアクセスポイントモード時のWi-Fiセキュリティが、WPAおよびWPA2の各モードに対応することによって、より安全なデータ通信が実現されています。
視認性に優れたLED配列も新たに搭載され、設置した向きに関わらずデータの送受信状況を確認しやすくなりました。
さらに、電源入力範囲が5Vから12Vまで拡大され、現場の設備に合わせた柔軟な対応が可能となります。
製品情報
RS-WF62は、幅広いRS-232Cポート搭載機器に対応しており、バックアップ電源や磁気カードリーダー、シリアルプリンターなど、様々なデバイスに使用できます。この製品には、WindowsやiOS、Android用のユーティリティやサンプルプログラムも提供されており、ユーザーがすぐに利用できる環境が整っています。
また、ハードウェアフロー制御をサポートすることで、信号の管理が一層スムーズになり、業務効率の向上が見込めます。これにより、さまざまな業種のニーズに応えるための幅広い適用が可能です。
標準価格
RS-WF62の標準価格は29,800円(税別)、32,780円(税込)と設定されています。この価格は、業務用機器の無線化に向けた投資として、多くの企業やユーザーにとって納得できる水準ではないでしょうか。
会社概要
ラトックシステム株式会社は1983年に設立され、パソコンやスマートフォン関連ハードウェアの開発、販売を手がけ、多様なインターフェースに特化した技術を持つ企業です。これまでの経験を活かし、RS-232C、Bluetooth、Wi-SUNなどのインターフェース製品を提供してきました。
今後も市場のニーズに応じた製品の開発を進め、利便性の向上を目指す姿勢を貫いていくでしょう。製品の詳細やお問い合わせについては、ラトックシステムの公式ウェブサイトをご覧ください。